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2018年2月26日月曜日

『グレイテスト・ショーマン』を観てきたよ #洋画

どうもっ! 金曜ロードショーで育った管理人です。

そんなわけで映画好きだけど、お金の都合上スクリーンでほとんど観られなかった青春時代。最近は、ケータイキャリアの施策やGROUPONなど割引きクーポンなどのおかげで年に数本は観られるように。ありがたや。

で!

タイトルにもある『グレイテスト・ショーマン』を観てきましたよ。

GROUPONで購入したコードを使ってオンライン予約


近所の映画館といえば、イオンシネマ。しかも最近できたばかりのところがある。GROUPONで購入したチケットは、このイオンシネマのオンライン予約『e席リザーブ』で使えます。

観たい映画と時間で「予約購入」をクリックし、注意事項に「同意」。「チケット枚数を入力」画面で、チケット枚数を入力せず「ムビチケ」へと進む。あとはGROUPONでゲットしたコードをテキストボックスに入力するだけ。ちょっとややこしいんだけどね。
正常に処理が終了すると、先ほどの「チケット枚数を入力」画面でチケット枚数が表示され、座席を選べるようになる。

え? そんなのはどうでもいいって? ですよね~。


映画全編が“グレイテスト・ショー”

長~いコマーシャルの後、ようやくはじまる本編。最初から魅せてくれますよ。リズムがなんとも印象的。そして静から動へ。これからのストーリーの盛り上がりを予感させてくれます。

さて、この映画、実在した興行師P.T.バーナムをモデルとし、「サーカス」と呼ばれるようになったショーを彼がどのように作り上げてきたか、という物語を、彼の家族やショーのパフォーマーたち、後にパートナーとなった上流階級の演出家や恋愛などを絡めつつ、紆余曲折を描いているんだけど、とにかく登場人物が多い。

パフォーマーたちの中には、「役名、あるのかい?」という人も。

動きが激しいので、一回の観劇では判別できなかったんだけど、パフォーマーたちを勇気づけるリーダー的存在のキアラ・セトル演じる髭の歌姫と親指トム将軍、それから肌の色で悩む空中ブランコで花形のアン・ウィーラーとW.D.ウィーラー兄妹、逆にアルビノで肌も髪も真っ白な女性たち、全身入れ墨男や結合性双生児のアジア系男性たち、「世界最重」の男や「世界最長」の男などなど、それはそれはにぎやかな人数のパフォーマーたちが、スクリーン内で踊りまくるのですよ。

それほど大人数の登場人物がいるから、当然、全員を深掘りすることなどできない。そのことが映画評論家の先生たちには気に食わないようです。

が!

そんなのは、髭の歌姫 レティの『THIS IS ME』を聞けば推して知るべし。この曲が流れる場面では、悲しくて悲しくて……今思い出しても涙が出てきてしまいます。そのぐらい悲しい場面なのだけれど、どのように悲しいのか、それはぜひとも劇場で確かめていただきたいですな。

中盤で、バーナムが上流階級の人たちにも受け入れてほしい! との思いで、その界隈で成功しているザック・エフロン演じるフィリップを仲間に引き入れようとするバーでのシーンがあるんだけど、これがまたカッコイイ! 特に、踊るバーテンダー! どんだけ練習したんだよっ! と言いたくなるほど素晴らしいパフォーマンスですよ、けしからんけしからん。

ミュージカルだから、ということもあるのでしょうけど、歌って歌って踊りまくる。一糸乱れぬパフォーマンスは、まさに“グレイテスト・ショー”。

泣いて泣いてまた泣いて――鑑賞後は楽しい気持ちが残るのになぜか泣きまくり

さて、この映画、とにかく泣けます。もちろん人によるとは思うけど。

まず、バーナムの愛娘ちゃんのひとことからヒントを得た彼が、外見ゆえに世間から身を隠して行きてきた人たちを説得して、ショーを成功させるシーン。わたしの泣きポイント1箇所めがここ。

2箇所目が『THIS IS ME』をパフォーマー全員が歌う場面。

そして最後は……。これは内緒。

大泣きしたのがその3箇所なんだけど、実は後半はほとんど涙腺崩壊状態。音楽の力か、はたまたストーリーの力なのか……。

封切られたばかりなので、ネタバレしない程度に書こうと思うと、これぐらいしか書けないのがつらい。

もう一度、スクリーンで観たい。「DVDでいいや」と思っている人には大画面でぜひ観てほしい。流れる音楽を体全体で感じてほしい。グレイテスト・ショーを生で観ているような感覚を味わってほしい。

そう思える一本でした。
象も出てきます



2014年7月25日金曜日

さっそく『思い出のマーニー』を観てきた!ジブリ初の百合?

つ、ついにジブリが百合作品か?!

などと巷で噂されているとかいないとかの作品が今夏公開の『思い出のマーニー』。スクリーンでの紹介映像にやられちゃった人も多いのでは?

事前情報では、「百合」だとか「ホラー」だとかいろいろと言われていましたが、

ひとことで言うと、上のツイートに尽きるでしょう。

杏奈の心理描写が素晴らしい。「あーあー、あるわあるわ」。もしくは「あったわあったわ」という感じ。

ほぼ杏奈の視点から描かれているから、ほかの登場人物がどういうことを考えて、思って、感じているのかが分からないまま話が進んでいくのね。その分、主人公には感情移入しやすい作りになっている。

それから、この作品を観るときに注意しなくちゃいけないポイントが「色」。大抵の萌えアニメを見慣れてしまっている人からすると、髪の毛の色がピンクだったりグリーンだったりとか、瞳の色がグリーンだったりオレンジだったりするのが普通になってしまっていて、色指定とか「テキトー」なんていうのに慣れっこだと思うんだけど、ジブリ作品全般に見られるように、『思い出のマーニー』も色はきちんとしているから、そこんとこお忘れなく。

ちなみに、本当の百合ではないので(アタリマエー)家族揃って見られる健全な映画ではあるけど、小さい子どもには向かないかもー。

小学4年生くらいなら、理解できなくもないかな?って感じかしらん。それも、よく本を読むような人であればという条件付きで。

紅い豚が空を飛んだり、不思議な飛行石でフワフワしたり、ましてやメーヴェが出てきたりするわけでもないし、フワフワの空飛ぶバスが出てくるわけでもありませんしね。爽快感や疾走感、スピード感がなく、ごくごく日常の(ような)当たり前の(ような)生活が描かれていくものですから。

家族で観るとしたら、高校生の娘さんと一緒に、とか、定年退職後のご夫婦で、とか。

絆って何?!って考えさせてくれるかも。それと、家族のカタチって?!と。

ある人は、杏奈とマーニーの愛を「エロスではなくアガペーだな」と書いていましたが、ちと違うような気がします。少なくとも、マーニーにとっての杏奈への愛は違うのでは?と。

じゃあ何か。うーん……それを書いちゃうとネタバレになっちゃうんだけど、一般的に知られている言葉ではないから、この映画を見終わったらググッてくださいな。

マーニーの愛には情があるので「ストルゲー」。うん、きっとそう。

あ、江戸東京博物館で9月15日まで「思い出のマーニー×種田陽平展」をやっているので、映画の後はそれを観に行くのもいいかもですね〜。