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2020年6月24日水曜日

GREENFUNDINGで出資していた「Keychron K1」が届いたよ!


毎度どうも! キーボード大好きな管理人です!

って言っても、上には上がいるので、「いっぱい買ったよなー」とか言えませんけどね!

で! 2020年2月に、クラウドファンディングサイトのGREENFUNDINGで「Keychron K1」(以下、K1)なるキーボードのキャンペーンを見つけたので、出資してみたのね。

このK1、セミオーダータイプのメカニカルキーボードで
  • 青軸/赤軸
  • 104キー/87キー
  • バックライトRGB/バックライト白
を組み合わせて依頼できる。なお、104キーを選んだ場合は強制的にRGB(いわゆるレインボー)カラーになっちゃうけどね。

で! 青軸は、音はうるさいけど、しっかりとした打鍵感が得られる、対する赤軸はふにゃっと軽い力で打てるけど静音性が高い、ということで、めっちゃ悩んで……2つセットに出資してしまった(笑)。

だって、青軸のレビューはあちこちのYouTuberが出しているのに、赤軸のレビューがなかったんだもーん。

メカニカルキーボードなのにめっちゃ薄い


さて、このK1の売りは、なんといってもこの薄さ。製品紹介ページでは、1ドル硬貨よりも薄い、とあったけど手元に1円玉がないので比べられない。代わりに、SDカードと比べてみたよ。
続けて、普段使いのHHKB Professional HYBRIDとの比較。
まあ、比べるな、って感じですよね。こんな感じでとにかく薄いのね。

そして、アルミニウム製で剛性が高そうだし、ちょっと高級そうにも見える。
そのおかげか、薄くても、入力中にたわむようなことがない。膝の上でも安心して使える。いや、これを膝の上で使うようなシチュエーションが思いつかないけど。

めっちゃ光る!


ゲーマーの皆さまにおかれましては、光り物がお好きだとか。わたしの相方は、ゲームをしないのに、やたらと光る周辺機器を買い漁っていまして、キーボードだけでなく、マウスまでピカピカと光らせている。

で! このK1、めっちゃ光るんですよ。そのパターンはなんと19種類。パターン変更は、こちらの電球マークのキーから行えますよ。
押すごとに、次のように変わっていきます。
  1. 全消灯で押したキーだけがボワッと光る
  2. 全点灯で押したキーだけがボワッと消えてすぐに点灯する
  3. 全体的に街の灯のようにランダムに明滅する
  4. 全体的に賑やかに明滅する
  5. 明るさを保ったまま蛍の光のように緩やかにカラーグラデーションで光が揺れる
  6. 単色で蛍の光のように緩やかに明滅する
  7. 全体的に単色だが白以外の7色で代るがわる光る
  8. 中心から外に向かってカラーグラデーションを伴いながら流れる
  9. 上から下に向かってカラーグラデーションを伴いながら流れる
  10. 左下から右方向に波のようにカラーグラデーションを伴いながら流れる
  11. 上段3つは右から、下段3つでは左から波のようにカラーグラデーションを伴いながら流れる
  12. 押下したキーを起点にその段のみで光が両脇に向かって流れる
  13. 押下したキーを起点にして全段で光が両脇に向かって流れる
  14. 押下したキーを起点にして全段でひし形上に両脇に向かって光が流れる
  15. 左上から右へ1段ずつ明滅
  16. 中央辺りから左右対称にM字を描くように素早く明滅する
  17. 左下から右上に向かって波のように素早く明滅する
  18. 全体的にカラーグラデーションを伴いながら緩やかに明滅する
  19. 全体的に単色で点灯する(ただし、レインボーカラーにもできる)
( ´ー`)フゥー...

なお、「fn」+「←/→」キーを使えば、カラー変更が可能。カラーは
白→青→エメラルドグリーン→緑→黄→オレンジ→赤→レインボー
という順番(←キーの場合)。ただし、「3」「4」ではできなかったかな。

とはいえ、ほとんどのパターンで好みの色に変えられるのは愉快。なお、一番好きな光りかたパターンは、「13」の押下したキーを起点にして全段で光が両脇に向かって流れる、というもの。これ、外で使っていたら、すごい迷惑がられそう(笑)。

場所によっては打鍵音が気になるかも?


さて、最後は気になる打鍵音。赤軸も手に入れたので、打鍵感と打鍵音を比べてみたのね。

まずは、青軸から。
次は赤軸。

わたしには、「赤軸でもうるさいかなー」と感じられたんだけど、人によっては「えっ、全然うるさくないじゃん」と感じるかも。なので、参考になればと。

いずれにしても、使っていてテンション上がるキーボードだし、何よりテンキーついているので、数字を多く入力しなくちゃいけないようなシチュエーションではかなり役立つはず!

あ、そうだ、これ、Bluetoothでは3台の端末まで記憶してスイッチできるし、有線であれば何も気にせずつなげられるので、ここらへんもめっちゃ便利。

あと、デフォルトではMac対応のキートップがついているけど、Windowsにも対応できるように「alt」キーとかのキートップ、それからキーを取り替える道具も同梱されているので、汎用性高し!
軸が丸見えだから、持ち運ぶときには注意が必要そうだけど、もしかしたら持ち歩くようになるかもしれない……。あっ、変態って呼ばないで!

2018年12月8日土曜日

【Kickstarter】『Vinci 2.0』プロジェクトが炎上


毎度どうも! 新しもの好きな管理人ですよ。

新しいガジェットを追いかけて、最近ではKickstarterをよく物色しています。仕事仲間によれば「発表当時は新しくても、手元に届く頃には陳腐なものになっている」とのことで、「確かに!」と納得しつつ、なかなかやめられないんだけど♪

それはそうと、昨年、バック(出資)した『Vinci 2.0-World's First Standalone Smart Wireless Headphones』プロジェクトが炎上しております。

Kickstarter民が欲しがった『Vinci 2.0』

Kickstarterは、ハードウェアだけでなく、カタチのないものでも残すこともプロジェクトになるから、手元にこれといったものが残らない(リターンがない)こともなくはないんだろうけれど、ガジェットにバックする人たちの場合、リターンありきで考える。

今回のプロジェクトには、みんな大きな期待を抱いていたはずなのよね。

というのも、『Vinci 2.0』(ビンチ 2.0)はネックバンド式ワイヤレスイヤホンのような形状をしているのに、SIMを挿しておける、ウェアラブルスマートフォンという触れ込みで登場したから。

これ単体で、音楽を聴け、ハートレートをモニタリングし、移動距離を測れるからフィットネスやワークアウトに最適。しかも電話もできるし、「OK, Google」「Hi, Vinci」といった音声コントロールにも対応。

軽くて、身につけられて、いろいろできて、これ1つでよくて、となればガジェッターたちが欲しくなるのも当然といえば当然のデジタルガジェットだったわけですよ。

ところが、2017年11月にプロジェクトが始まって、その後、成功し、発送予定の2018年3月を過ぎても「もうすぐですよ」「ほら、送付先を入力して」というアップデートはあっても、実際に送られてくることはなく、その割に「Indiegogoでもはじまりましたよー」などとアナウンスしていたのよね。

4月には「ちょっとハードウェアに不具合が」、6月にも「ちょっと問題が」という近況報告を出していたんだけど、その後、ぱったりと止まってしまい、9月頃から「ちょっと、何かないんですか?」「なんもアップデートないの?」という、不信感をあらわにしたコメントが続出。

スーパーバッカーと呼ばれる、投資のプロみたいな人たちは「ここはマーケットじゃないんだよ、ハハーン」みたいなコメントを寄せていたのね。

半年近く音沙汰なし。突然の近況報告にKickstarter民が激怒

で!

2018年12月7日に突然にそれはやってきました。

A Sincere Apology

というタイトルのアップデートが……。

簡単にいえば「もうむりぽ」ということらしい。

協議に協議を重ね、数度の仕様変更をしてみたけれど、テクノロジーが進歩しすぎて、ちょっと無理。12人いたメンバーもみんないなくなってしまって、この近況報告をしているわたしひとりだけになってしまった。これは良い教訓……いや、知らない人を信じた人にとって、悪い経験になってしまった。

というような内容。これは……サラッと読んだだけだと、「知らない人を信じて投資したあなたが悪い」と取られかねないんじゃないかしらねぇ。

これを受け取ったのが、ちょうど電車に乗っているときで、スマホ画面で見ていたから、「なんや、ようわからんけど、謝っているっていうことは、失敗かぁ。えっ、最後、えっ、わたしたちが悪いんかい?」と思ってしまった。英文読むの苦手なこともあって。

英語読めないから、とりあえず、家に帰って、PCの大きな画面で(Google翻訳使って)読むことにして、書き込まれたコメントを静観するだけにした。

が!

Google翻訳の翻訳と、翻訳ではうまく伝えきれていないニュアンスを含めた内容が、上記の要約。……そもそも投資家としての度量があるわけではない人たちを激怒させるには十分なものだったらしく。半年も近況報告がなかったわけだしね。

それまで「信じて待っていますよ!」「まだですか?」「楽しみにしています!」とコメントしていた人たちも、なにか一言言わずにはいられない、という感じで、6364人のバッカーに対し、寄せられたコメントが現時点で3635件。もちろん、これにはまだ期待を抱いていたときのものも含まれるんだけど。

ただ、「心からの謝罪」アップデートが掲載されてから「リファンドしてください」(出資したお金を返してください)というものが増えているのは確か。中には罵倒するような書き込みをする人も……。

プロジェクトに携わった、12人のうちの残り1人のこのエンジニアさん、やけくそになっているかもしれないけれど、潰れてしまわないようにと願わずにいられない。どこか、優秀で諦めない人たちが多いチームの中に入って、潤沢な投資を得て、同様のガジェットを完成させてくれればな、と。

頑張ってほしいものである。

2018年6月28日木曜日

タバコを吸わない人に朗報!?――深呼吸によりリラックス&生産性向上が期待できる木工バイタルセンシング型呼吸デバイス「kitoki」




 「タバコ休憩、うらやましいな。自分も席を外してリラックスしたいよ」――非喫煙者ならそんなことを考えたことがあるかもしれない。

 スタッフとJTは6月27日、呼吸と所作によりわずか3分でユーザーのリフレッシュを促す“木工バイタルセンシング型呼吸デバイス”「kitoki」(キトキ)の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「Makuake」で開始した。量産に入った場合の想定価格は1万800円。先行予約者へは9180円からの出資を募っており、出荷は2018年12月の予定だ。

 kitokiは、精神性発汗の量により精神状態を測るバイタルセンシングデバイスだ。ふたつの電極に触れるようにして握り、吸い口から大きく息を吸い込むと電源が入り、“手汗”を計測。何度か息を吸い込むことを繰り返すうちに収まった発汗を感知して、振動し、それによりユーザーがリラックスできたということを伝えるのだ。


 電源は単4電池×2。口をつける吸い口は、替えがひとつ同梱される。

深呼吸とバイブレーションが生み出すリラックス&覚醒効果


 深呼吸とバイブレーション――実はこのふたつが、“リラックス”と次の仕事に取り掛かるための“覚醒”には欠かせないという。そのことを開発経緯として説明したのはJTたばこ事業本部R&D企画部 谷本侑成氏だ。
JTたばこ事業本部R&D企画部 谷本侑成氏
 「JTはタバコなど嗜好品を開発しているが、R&Dグループではタバコといった“モノ”のほかに情緒的価値という“コト”についても研究をしていた。喫煙者のバイタルセンシングを取ってみたところ、タバコを吸うことによるリラックス&覚醒には一定のカーブがあり、それには深呼吸とタバコの火をもみ消すという所作が関係していることが判明したため、『これと同じ効果を他のデバイスでできるのではないか』と模索している中でものづくりを大阪で行っているスタッフに出会えたのです」

  出会いの場はMakuake 4周年記念パーティーだった。

 実は、スタッフは2016年に、学習型IoTアルコールガジェット「TISPY」を開発して、Makuakeによる資金調達を成功させている。これまで大手電機メーカーなどからの開発や生産を請け負っていたが、表舞台にMakuakeを通じて登場した形だ。そして、そのつながりで参加したパーティーでJTと出会った、というわけだ。

 スタッフ営業推進チームリーダーの廣江朋也氏は、「金属加工は慣れていたが、今回のアイテムはリラックス効果を考えて、香りがよく、柔らかな手触りのあるヒノキを使うことにしたため、さまざまな課題が出てきた。木工職人に試作品を依頼し、このような形にこぎつけることができた」と開発中のストーリーを披露した。「木製のバイタルセンシングデバイスというのはあまり世の中にないので、バイタルセンシング市場の中でも先駆けになれればうれしいですね」。

スタッフ営業推進チームリーダーの廣江朋也氏

kitokiを手にするスタッフ代表取締役 小山栄一氏

個人だけではなく、企業の新規事業・商品開発の場としてのMakuake

マクアケ取締役 木内文昭氏
  本イベントに登壇したマクアケ取締役 木内文昭氏は、「Makuakeでのプロジェクト掲載数は月間約100件で、累積4300件。そのうち1000万円以上の資金調達をしたプロジェクトは累計100件にのぼる」としたうえで、「多くの企業が新規商品や新規事業を生み出せない背景には負の構図があるのではないかと感じるようになってきた」と語った。


 そのような中開設されたMakuake Incubation Studio(MIS)は「企業が持つ先端技術を価値に変換する新規事業創出を、開発テーマや企画づくり、またパートナーのマッチングといった面でサポートできる。さらに、商品を市場に投入するところまでお手伝いしていくので、テストマーケティングとしてのMakuake利用が可能で、市場の反応を見つつ、検証していく“スモールステップ”を踏んでいける」とMakuakeの役割を解説した。


  「これはおもしろいのではないか、という商品を世の中に出していき、そこで得られた反応をマーケティングデータとしてフィードバック。これは強力なマーケティングツールになると思います。そのためにも、発表して手に取ってもらえる商品をできるだけたくさん生み出していきたい。そして、ユーザーに評価してもらいたい。日本にはまだまだ芽が出ていないイノベーションの種がたくさんあるのですから」

ヒノキの香りがリラックスを後押し


 体験会、ということで実際に体験してみた。

 会場には、“通常版”と“可視化版”が用意されており筆者は呼吸により精神性発汗がどれほど減少するかがモニターで確認できる“可視化版”を体験した(なお、会場内では“~版”という呼び方はされておらず、筆者が便宜上使っている名称である)。

 ふたつのセンサーに指が触れるようにkitoki本体を握る。吸い口に口をつけ、大きく息を吸い込むと電源がオンになり、モニターに“手汗”の状態が表示された。その後、再度息を吸い込むと、手汗の波の平均値を表す緑色のグラフが表示され、吸い込む回数が増えるに応じ、値が下がっていくことが確認できた。


精神性発汗の量がだんだん減っていくのがわかる。
緑色の大きな円はkitokiを通じて息を吸い込んだことを表している。
なお、この画像はデモに参加したテスターのもの

 感想としては、口で息をしていても感じられるほのかなヒノキの香りと、柔らかな木の感触、また木のぬくもりが心地よく、使っている間はホッとした気分を味わえた。

手に馴染む形状と、ホッとする手触り

 緊張が解けたかそうでないかにかかわらず、会場に用意されたkitokiは3分でバイブレーションが作動するように設定されていたのだが、もっと長く触れていたい、使っていたいと感じてしまった。

 ちなみに、本体はニス加工を施さず無垢材のまま。これは革製品と同じように、使うことによる色の変化を楽しんでもらいたいから、とのこと。自分色になれば、愛着もひとしおだろう。

 正直、「深呼吸と手を動かすという所作だけでリフレッシュできるのであれば、普通に深呼吸して、手をブルブルと動かせばいいのでは?」と思っていたのだが、この香りや感触は何も持たずに得ることは難しい。デバイスがあれば「この人は今、リフレッシュのために何かをしているんだな」と周りの目も気にせずに済むし、何より手に伝わる振動により「あなたは今、良い状態にいますよ」と教えてもらえる安心感がある。

 タバコを吸わない人でも、わずか3分の深呼吸でリフレッシュできる「kitoki」。ファンディング開始からまだ5時間だが、すでに目標金額を達成し161万円以上を調達している。社内や顧客へのプレゼン前、また何かのイベントで登壇するような緊張するシーンでリラックスした精神状態を作り出すのに手に入れてみてはどうだろうか。