2022年2月21日月曜日

【猫】8カ月齢の縞三毛 珊瑚が貧血になった話――その1


毎度どうも! 猫LOVEの管理人です!

……などと、実は元気にあいさつする気分でもないのですよね、これがまた。

原因は特定中だけれども、2021年6月23日に我が家にやってきた(推定誕生日6月1日)縞三毛の仔猫『珊瑚』が「非再生性免疫介在性貧血」に罹ってしまったようで、2月13日に緊急入院、輸血、全身麻酔からの骨髄生検を経て、2月16日に退院してきました。

具合が悪そうだなぁと思ったのは、2月8日の夜。突然、テーブルの下から出てこなくなった。

我が家のリビングには床暖房があり、キッチンとの境やそのほかの壁際近くは、ほかの場所より暖かい。

そのときは、単に「暖かいから動きたくないのかな」「先住猫からちょっかい出されたくないから、家人の足元にいるのかな」などと考えていた。

ところが、翌日もあまり動きがない。いつもなら、おもちゃの音を聞きつけると、どんなにぐっすり眠っていても、正座待機状態になり、目をランランとさせておもちゃを目で追いかけ、ケージ(先住猫のケージで、3段目にペットヒーターあり)から飛び降りて遊びに混ざっていたくらい元気だったのに、無反応。先住猫からちょっかい出されると、これまで以上に激しく抵抗するようになった。

2月10日、「まさか、台所に落ちた玉ねぎを取った跡を舐めてしまった?」と心配になる。料理中は、床に落ちたものを拾うことはできても、そこを拭き取るほどの余裕がない。めっちゃ後悔。耳もなんだか青白いし、玉ねぎを摂取したことによる溶血性貧血を疑った。

だけど、便も尿も正常な色で、血が混じっていない。溶血性貧血ではなさそうだ。青白いから貧血であることに間違いはなさそうなんだけれども……。

2月11日、食欲が少し回復。この二日間は、自分から餌場に行こうとしなかったので、小さな器にウェットフードを親指一本分くらいずつ与えていた。与えた分は完食していたので、楽観視していた。それが、自分から餌を食べたいと「ピーッ! ピーッ!」と鳴くようになったので、さらに安心してしまった。そして、テーブルの下にいるより、膝の上にいる時間のほうがながくなっていた。

2月12日。先住猫のフードを自ら食べる。量が少ないし、そもそも先住猫の餌は「去勢・避妊手術後の体重ケア」なので、どう考えてもカロリーが足りない。なので、仔猫用のウェットフードを食べたいだけ与える。膝の上で過ごす時間が長くなる。もともと痩せ型だったけど、さらに軽い。なでると、このまま死んでしまうのではなかろうかと思うようなふわっとした感触になっていた。

2月13日。全然良くならない。改善したように感じたけれども、それにしても元気のない期間が長過ぎる。耳が青白い。舌もピンク色ではない。肉球が白っぽくなっている。

さすがにこれはあかん、と病院に電話する。

……ここまでで、「なんで早く病院に連れて行かないのか」と不思議に思われるかもしれないけれど、10日は関東南部で雪となり、いつもの病院が早くに閉まってしまっていたし、11日は建国記念の日で休業だったのよ。そして、基本、予約制だから、10日の早い時間のうちに予約が取れていないと、診察してもらえない、という変な遠慮があった。

もっとも、急患です、と電話すれば診てもらえないこともないんだけど。

で、2月13日、午後に電話してみたところ、「すぐに連れてきてください」と言われ、家人がバイクで動物病院に連れて行く。徒歩15分かからないほどの場所にあるので、わたしはそれを追いかける形で歩いて向かう。

到着したところ、すでに診察室に連れて行かれた後で、猫エイズや白血病などの血液検査をするという。「いや、猫エイズ、猫白血病ウイルス感染症などは、8月にやってもらっていますよ、ここで」と言うと、「3カ月齢では、持っていても陽性反応が出ない場合もあるから」とのこと。


結果、それらの病気は見つからず、赤血球数が133(×10^4)/μL(通常は500から1000)、ヘモグロビン濃度が0.6g/db(通常は8.0〜15.0)、ヘマトクリット値が6.1%(通常は24.0〜45.0)ということで、危険な水準の貧血であるということに。

「すぐに輸血のできる病院を紹介します」と言われ、車で20分弱の動物病院へ。ただ、この日も雨が降っていて、時間とともに雪になる、という予報だったので、タクシーを呼んで、連れて行くことにした。

余談だけど、徒歩で行ったから、帰りはバイクにタンデムすればいいや、と思っていたのに、ヘルメットを忘れるという失態。そこで、いつもの動物病院でタクシーを呼んでもらい、まずは家へ、そこで家人と猫をピックアップして、別の動物病院へ向かいます、と告げたところ、運ちゃんは嫌な顔ひとつせずに対応してくださった。動物病院で「迎車」してもらったからか、猫のキャリーバッグを持ち込んでも、特に反応なし。そして、めっちゃ最短距離で、可能な限り急いで向かってくれた。もう、感謝しかない。

こうして、2つ目の病院に到着したのでした。

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