2023年5月1日月曜日

「新しいBing」でAIお絵かき! なんと日本語にも対応しているよ♪

 


毎度どうも! 絵心のまったくない管理人です!

そんなわけで、「画像生成AI」というのに早い段階で目をつけていたのですが! 英語じゃないと命令(プロンプト)を受け付けてくれないとのこと……。英語、苦手ですのん。

しばらくは、ChatGPTに「富士山の見える野原に虎が立っている、を英語で」などと英訳させて、それをAdobe Fireflyや新しいBingに投げ込んでいたけれど、足りないプロンプトを追加するごとに行き来するのが面倒くさくなってしまった。

そう思ってたときに、新しいBingが日本語でもOKになったと聞いて、小躍りしてしまいましたよ!

ChatGPTとは

CahatGPTは、OpenAIという企業が開発している対話型AIで、使っている言語モデルはGPT-3とGPT-4。言語モデルは、たくさんの文章を学習して取り入れて、単語の出現確率を学習し、意味のある自然な文章を作れるようにしたもの。

例えば、「目が」という言葉に続くものとして「悪い」「いい」「赤い」「白い」というものは出現頻度が高いけど、「長い」という言葉はあまり出てこないから、「目が長いです」という無意味な文章を作らないようになる、みたいな感じですかね。

GPT-3(正確には「3.5」だけど、OpenAIが、「3」を使ってくれという通達を出したので、ここでは小数点以下を表示しない「3」で統一)は2021年までにネットに散らばっているものを学習していて、2023年3月14日に発表されたGPT-4は、パラメーター数を100兆個にまで増やしたとのこと。学習データは2021年9月までのものとなっています。

そんなわけで、GPT-3やGPT-4を搭載しているChatGPTは、一般的な文章で行なった質問の意味を理解して、意味のある回答をする、ということができます。

新しいBingとは

新しいBingは、OpenAIのGPT-4を埋め込んだ検索サービスです。

検索サービスといっても、これまでのような「教えて」「おじいさん」「歌詞」などという単語ではなく、「教えておじいさんという歌詞の出てくる歌のタイトルって何?」と、人間に対するように普通の文章で質問を投げかければ、人間が教えてくれるように文章で教えてくれます。


しかも、参照元であるWebサイトのURLも貼り付けてくれるので、本当に正しいかどうかもすぐにわかる。あくまでも、検索だけど、検索したWebサイトの内容をまとめてくれるので、かなり使い勝手が良くなっていますよ。

なお、「Bing」ではなく「新しいBing」と表記するのは、Microsoftが「新しいBing」と言っていることやニュースメディアでもそのように表現しているので、それにならっているからです。これがノーマルになったら、「新しい」という形容詞はなくなるんでしょうかね。

日本語への対応

ChatGPTも新しいBingも、質問は日本語でOKです。が、画像生成となると英語オンリーというサービスばかりでした。新しいBing内のImage CreatorもOpenAIのDALL·EもAdobe FireflyもMidjourneyもです。

が!

ついに、新しいBingのImage Creatorで日本語が解禁されました! 👏👏👏

新しいBingでAIお絵かきを楽しむには?

BingはMicrosoftの提供しているサービスなので、まずはMicrosoftアカウントを取得しましょう。昔、hotmailと呼ばれていた無料のメールアドレスを取得するのが手っ取り早いですな。

新しい Microsoft アカウントを作成する方法

Windows PCの人であれば、WebブラウザのEdgeをダウンロードしたほうが、やはり手っ取り早い。「Edgeをインストールしたくない!」という場合は、どのブラウザでもいいので、「bing ImageCreator」と検索して探しましょう。

Microsoft Bing Image Creator

あとはアカウント連携させれば、しばらくすると使い始められるようになります。

あとは、上部に表示されているプロンプト入力ボックス(テキストボックスみたいなところ)に、画像を作るのに必要なプロンプト(描きたいもの、それを形容する言葉など)を入力して「作成」ボタンを押せばOKです。

たとえば、こんな感じ。

「輝くような黄金のたてがみを持つライオン。 三日月の空の下に立っている。」

で、こんな画像が生成されました。


良いではないですか。

「作成」ボタンを押すごとに、同じプロンプトでガンガン画像を作ってくれますよ。

商用利用は控えたほうがいい

新しいBingのImage Creatorで作った画像は、ダウンロードすることができます。生成された4つの画像の中で、気に入ったものをクリックして、右側に表示されたオプションから「ダウンロード」を選べばOKです。

いい感じにできたものを加工して、ステッカーとして販売したり、画像集として販売したりしたくなりますが、現段階ではそれはやめておいたほうがいいでしょう。というのも、Microsoftでは、商用利用について一切言明していないからです。

以下は「Microsoft は、Bingで Image Creator を使用して責任ある AI にどのように対処していますか?」に対する回答の一部です。

さらに、実在するアーティストの名前に関連付けられた画像の作成を制限するために、アーティストの皆様ご本人からのアーティスト名reportを受け付けます。

責任ある AI システムは引き続き改善されます。ユーザーが送信するプロンプトと、Image Creator で作成した画像の使用に注意することをお勧めします。

生成されたものが、実在するアーティストの権利を侵害している可能性がなくはないので、作ったものの利用方法に注意しましょう、ということですな。

こういう個人ブログに載せるにしても、「Bingで作ったんだよ〜」ということを明記しておく、自分「が」作ったと言っちゃわないなど、節度ある使い方をしたいものです。

「画像生成AIで作ったものを商用利用したい!」という人は、Adobeアカウント(Adobe ID)を取ってFireflyを使いましょう♪

なお、冒頭の画像は、「毛糸だまのSTEWと聞いて抱く印象。」というプロンプトを投げ込んで、Microsoft Bing Image Creatorで作成したものです。STEW要素はどこへいったw

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