どうも~!「部署全体で最も下手くそだといわれる写真」を撮っていた管理人です! 「お前の存在が恥ずかしい」とまで言わせましたよ♪(少し盛ってます!)
さて、そんなわたしも記者として写真をだいぶ撮れるようになってきたけど、まだまだまだまだまだまだまだまだ……。要するに基本がなってない。
どうしてか。
単なるインスピレーションで撮っていて明確な理論を持っていないから、そのときの気分に左右されちゃうのよね。それと、理由として致命的なのが「良いカメラを持っていないから」。
え? 別に致命的な理由ではない? 単に新しいカメラが欲しくなったからってあとづけしただろうって?
もちろんです(`・∀・´)エッヘン!!
しかし、良いカメラを使えば本当に良い写真が撮れるのか? とか、理論を教えてもらえればかなり変わるのか? など疑問を持ってはいても、試してみることもできず。いきなり良いカメラを購入して、先生に師事するとか……ねぇ?
そんな悩めるわたしに素敵なチャンスが訪れました!
そう、それがソニーマーケティングα部隊が展開している「αアンバサダー」プログラム。最新カメラを惜しげもなくモニターとして著名ブロガーに貸し出したりしているので、「あ、知ってる」という人もいるかもしれませんな。
セミナー等のイベントは割とよく開催している印象だけど、今回は何と『撮影ツアー in 星野リゾート 界』だという。美しい紅葉スポットに一泊して撮影を目一杯行い、さらには写真家の林明輝先生から指導を受けられるというもので、10月から12月にかけて毎月1回ずつ場所を変えて行うとのこと。10月:津軽、11月:日光、12月:箱根。津軽まではさすがに行けないので、日光と箱根に応募したところ、多数の申し込みの中から日光のツアーに当選!
やったー!
というわけで行ってきましたよ、栃木県日光に。宿泊施設はイベント名から分かるように、高級リゾートホテルを展開している星野リゾートグループの『界 日光』。「かい にっこう」と読みます。
集合場所はJR宇都宮駅、東武線日光駅、宿泊施設の3箇所から選べ、わたしは一番わかり易いJR宇都宮駅に。そこで界 日光の送迎バスにピックアップしてもらい、2番目の集合場所、そして現地へ1時間40分ほどの道のりをさらに小旅行。
そして、宿泊施設『界 日光』に到着!
中禅寺湖を見下ろせる絶好のロケーションに建てられたこの施設は、どこもかしこも素敵で、優雅で、上品で、写真を無駄に撮りまくりんぐ。
で!
すぐにお部屋に向かいません。撮影ツアーですからね。1日目の撮影スケジュールをこなしますよ♪
撮影地点をある程度は決めていたそうだけど、数日の気温の変化などで紅葉具合や枯れ感などが変わってくるから、わたしたちが到着する直前まで、指導してくださる林明輝先生がロケハンをしてくださっていたそうで。
そんなわけで、撮影に使うα7 IIを受け取り、1日目の撮影場所「竜頭の橋」の上へと。そしてそこから湯ノ湖の湿原、そしてメインとなる戦場ヶ原で日没を!
戦場ヶ原で夕日とか、まさに侘び寂びの世界やねぇ。
それぞれが思い思いの写真を撮りつつ、わたしたちの近くを通りかかった先生に、どうやったらいい構図で撮れるのか質問したり、時には先生自らアドバイスをくださったり。
何がいけないのか、違いの分からない女のわたしは、質問しようにも質問できないでいたから、先生が通りがかりに指導してくださったのが本当にありがたかった!
そんな指導の賜物で撮れた写真がこちら。
指導を受ける前の写真はこちら。
どちらの写真もカメラはα7 II、レンズはSEL2470Zを使用。何が撮りたいのかよく分からない指導前の写真と比べてもらえれば、随分良くなったと分かって頂けるのではないかと……。
ちなみに、夕食後、各自撮影した写真を先生が講評してくださる、とのことで渾身の1枚を選ぶ必要があったんだけど、指導を受けた後に撮影した日没直後の写真を選びました。
●豪華すぎる夕食……そして講評!
1日目の撮影タイムが終わり、ホテルにチェックイン。相部屋を予想していたんだけど、なんと1人1部屋!
まずはその広さを写真でご堪能くだされ。
そして、荷物を片付けたら夕食と作品の講評が待っています。部屋に到着するとすでに配膳されており……。
お品書きはこちら。
豪華なメニュー。いや、むしろ予測すらつかないwそんなわけで、こちらも写真を貼っておきますね。ちなみに、撮影に使ったのは、ボディは引き続きα7 II、レンズはSEL90M28G。ボケ感がいい雰囲気♪
日光では湯葉が銘産らしく、いろいろなところに湯葉が紛れ込んでいました。
そして、講評ターイム!
わたしはあろうことか、先生のすぐ隣りに座ってしまったため、最初に作品を見ていただくという“特権”にあずかり(!)、戦場ヶ原だけに先陣を切ったというわけですな。先手必勝。
良い点、改善点を指摘していただけたおかげでどうすべきかの“違いが分かる女”になったかも!
今回の参加者9人分の講評に耳を傾けたおかげで、それぞれがいろいろ学べ、1日目はお開きに。
そして、本日最後の楽しみである温泉フロアに向かいましょうね、というところで「明朝、日の出撮影ツアーも計画していますからね〜。必要な自転車もレンタルしていますよ〜。レンタルするの、大変だったんですよ〜。でも、強制じゃないですからね〜。朝5時にフロントに集合してね〜」というかなり重たいスケジュールを聞かされるという。
どうやら、自動車が入れないところに、最高の撮影スポットがあるらしく、ぎりぎりのところまでバスで送ってもらい、そこから先はバスに積んだ自転車で20分ほどかけて行く、とのことらしい。
ああ、防寒具をしっかり持ってきておいて良かったよ、ママン。
●日の出前に起きた2日目!
というわけで、2日目は4時過ぎに起床。インナーウェア2枚重ね、貼るホッカイロ、フェイクレザーのライダースジャケット、ユニクロのライトダウンコート、ボート免許取得時に購入したモンベルのゴアテックス製オーバーパンツという出で立ちで5時に集合。
いやはや、暗いね、寒いね、眠いね。
が、しかし! 昨日と同じバスの運転手さんが、きちっとした身なりで、ニコニコしながら待っていてくださったのに感激! 仕事とはいえ、こんな早くに起こされて嫌な顔ひとつせず、自転車の積み下ろし作業やら送迎をしてくださる姿に神々しいものさえ感じ、眠いとか言えなくなっちゃったよ。さすが、天下の星野リゾート。従業員も一流やねぇ。
さてさて、そんなわけでバスで30分、自転車で20分かけてやって来たのが『小田代原』。水分が少なくなってしまった“元湿原”。
林明輝先生の教え子さんの1人から「あら、霧氷がついてる! あなた、ラッキーよ。霧氷がついているのに出会えるなんて」と言われ、眠さはさらに吹き飛ぶ。
空気中の水蒸気が凍ってできる霧氷 ムヒョー |
お借りしているレンズが相変わらず24-70mmのため、望遠撮影できない。「貸してくださーい」と一声かければ良かったんだけど、かじかんだこの手での「レンズ交換は無理!」と判断し、遠景でなく近くの枝とかで霧氷の美しさを表現したいなぁ、と日の出そっちのけで撮影してた←
例えばこんなのとか
こんなのとか
こんなの。
熊笹が朝日を浴びてキラキラしていてキレイだなぁと思って撮った1枚。「もう少し、露出アンダーで撮れたら素晴らしい作品になったでしょうね」と講評していただいた。なるほどなるほど。
●湯葉づくしの朝食! そして田母沢御用邸へ!
ホテルに戻り、ロビーから少し遠いので宿泊部屋には戻らず、朝食のお部屋へ。待ち受けていたのは暖かい「汲み上げゆばなべ」をはじめ、体の温まりそうなものばかり。これは嬉しい。
しかしさらに体を温めたかったので、チェックアウトまでの間に部屋に備え付けてあるお風呂にしっかりとつかり、体調を万全に。
うちのお風呂より大きくて広いw |
この田母沢御用邸公園は、大正天皇が親王であらせられたころから御用邸として三代にわたり使われていた場所を記念公園にしたもので、入園するには500円なにがしがかかる。本当は「入園したい人だけ自腹で払ってね〜」ということだったんだけど、ソニーマーケティングの樋口さんの一存で、わたしたちの負担はゼロに!
やったね! 樋口さん、太っ腹! 痩せてるけどね!
入園すると、外とはまるで違い、風雅な紅葉で彩られた庭園が広がっていた。夢中でシャッターを切るイベント参加者たち。一枚でも多く、この景色(?)を写真に焼き付けておきたいという感じ。
たっぷりと、思い思いに撮影を堪能したら、またバスに乗り込んで星野リゾート 界 日光へ。
宴会場でお弁当を食べながら、2日目、または1日目に撮ったものも含めて最高の2枚を自分で選び、講評を受けるという最後のイベントが待っていた。
幸いなことに、2日間とも晴天に恵まれたおかげで、紅と碧のコントラストが美しい作品が多く、各自のカメラからブラビアに出力された写真はどれも息を呑むほど素晴らしかったんだけど、さすが林先生は目のつけどころがシャープ。あ、ソニーでした。
閑話休題。
映し出される写真1つ1つに、どこをどうすればもっと良い作品になるかを丁寧に教えてくださり、参加者はいつのまにか生徒の顔に。
先生の本当の生徒さんたちの写真は、やはりどれも美しい。構図が違う、目のつけどころが違う、美的感覚が違う。いつかそういう写真が撮れたらいいなぁ……そんな野望を持ってしまいましたん。
●思うに……
やっぱり良いカメラと良いレンズ、そして指導者は必要だなぁと痛感。
小学生のときは一眼を使っていたけれど(もちろんフィルム時代)、デジカメになってからはスマホ、良くてコンデジしか扱ってこなかったわたし。相方から「はい、使っていいよ」と一眼を渡されても、どうしていいやらさっぱり分からず使いこなせなかったから、「どうせ買っても使いこなせないよなぁ……」と諦めていた。
しかーし!
わたしのような初心者でも使いやすい工夫がたくさんあるのがα7MII。もちろん、望遠撮影したいときに「ウィィィイイイイイン ウィィィイイイイイン」と電動でレンズが伸縮するわけではないから、多少の知識は必要だけど(とはいっても、レンズを回す必要があるよっていうことくらい)、メニューが覚えやすいから、「はい、夜景」「はい、風景」「はい、色強調」などシーン毎にサクサクッと変更できる。
露出も専用のダイヤルが用意されているから、コンデジよりかえって楽ちん。先生の言っていた、“とある方法”が簡単に試せてしまう。
あと、ありがたかったのがマニュアルフォーカスが簡単にできること。
小学生のときに写真撮影を趣味にしていたのにそこから離れてしまったのには、理由がある。それは視力がぐっと低下してしまったこと。3年生の時には1.5以上あったのに、小6生から徐々に落ち始めてピントを手動で合わせられなくなってしまっていたのね。
ところが!
このα7MIIは、マニュアルフォーカスを選択し、レンズのフォーカスリングを動かすと即座に接眼レンズ(有機EL)に拡大した画が表示されるのだよ!
最初「えっ? なにこれ?! 周りの景色はいずくに?」って戸惑ったけど、数回やっているうちに仕組みを理解。何倍に拡大されるのか、分からないけれど、かなりに大きさに映し出されるから“確実に”“合わせたい場所に”ピントを合わせられる。これが非常にありがたかった。フォーカス位置を移動できるとはいっても、細かい合焦はオートフォーカスカメラではまず無理だったから。
O社のイーグルなんとかかんとかを買わないでおいて良かった……。
なんとなく「カメラ、買いたいなぁ」と思っている人に、声を大にして言いたい。「悪いことは言わん。どうせ良いカメラが欲しくなるんだから、最初からα7MIIを買っておおきよ」と。初めてのミラーレスとして使いやすく、使い込めばいい写真も撮れるんだからさ。
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