2022年4月3日日曜日

【猫】8カ月齢の縞三毛 珊瑚が貧血になった話――その3

毎度どうも! 猫飼いの管理人です!

前々回、2021年6月23日にやってきた縞三毛『珊瑚』がほぼ動かなくなり(といっても死んでるとか気絶しているとかではなく、じっとしているという意味)、耳が青白く、粘膜という粘膜から血色が失せてしまったことからかかりつけ病院に連れて行って検査したところ、危険な水準の貧血であることがわかり、輸血できる病院を紹介してもらった、という話を、前回は、その病院に入院しも輸血、骨髄穿刺による骨髄生検、投薬までしてもらい退院したという話を書きました。

生検の結果はどうだったのか、薬は効いたのかなどについて今回は書いていきます。

見立てどおり「非再生性免疫介在性貧血」が判明

生検から1週間。薬が効いているかどうかの血液検査と、もしその時までに出ていれば生検の結果を教えてもらうために、かかりつけから紹介してもらった動物病院へ。

「もしかしたら、生検のセンターが混んでいて、1週間後でも結果が届いていないかも」という懸念を伝えられていたけれど、ありがたいことに届いていた。

先生の見立てから「頼む、免疫系が原因であってくれ」と願っていたところ、見立てどおりの非再生性免疫介在性貧血であることか判明。人間でいうところの膠原病のような自己免疫疾患ですな。

免疫介在性なので、免疫抑制剤を投与していけば症状が抑えられ、骨髄内で作られている赤芽球系(赤血球の赤ちゃん)が破壊されなくなるとのこと。それにより、赤血球数が正常になるだろうと。

というわけで、ステロイド系のプレドニゾロンとリンパ球の増殖を抑制するミコフェノール酸モフェチルの継続投与が決定。退院時に処方されていたプレ度にぞ面とミコフェノール酸モフェチルに効果があったということが血液検査ではっきりしたし。

極端に少なかったRBC(赤血球数)が1.19→3.2と倍以上に改善
HCT(ヘマトクリット値)HGB(ヘモグロビン濃度)も
それぞれ5.1→13.2、1.6→4.4と同様に改善された

最初の1週間は、ミコフェノール酸モフェチルのほか、5mgを1日に2回(10mg/日)を4日分、3.5mgを1日に2回(7mg/日)を3日分のプレドニゾロンを処方されていたんだけれど、プレドニゾロンのほうは「だんだん減らしていき、最終的にはミコフェノール酸モフェチルだけでいきましょう」と。

「3.5mg」という錠剤がなかったらしく、
2.5mg+1mgの2粒をやらねばならぬことに
グルコサンKは、血液検査の結果、
カリウムが極端に少なかったから、とのこと

というのもプレドニゾロンは強い薬で、食欲亢進(または減衰)、満月顔症、むくみ、消化器官への影響などさまざまな副作用が考えられるからとのこと。そういえば、知り合いだった膠原病の人やリウマチを患っていた人たちもムーンフェイズだったなぁ。

最初の投薬で、ちょっと血便気味だったこともあり、この回の再診で胃薬のファモチジンが追加。薬だらけですな!

珊瑚「これ全部飲むんですか」
琥珀「まあ、そう気にするなって」

次からは、元々のかかりつけ病院へ通いますよ!

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