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2017年3月4日土曜日

「うそ?! わたしのデバイスがサイバー攻撃の踏み台に?!」を防ぐハードウェア『Bitdefender BOX』を導入してみ……


どうも~! ネット接続がないと死んじゃう〜が口癖の管理人です。

今は当たり前のように、PCもMacも電話(携帯電話)もカメラも、なんなら電球やコーヒーメーカーでさえインターネットに接続されていたりしますよね〜。

で!

多分、大小問わなければ毎日毎時毎分のように起きているんだけど、大きなニュースとしてときどき取り上げられるサイバー攻撃は、これまたインターネットを介してやってきたりする。どこかのサイトを見ていて、とかメールに添付された怪しいファイルを開いちゃって、とか。
どこかで見たことのある宮田健さんがプレゼン
PC、Mac、iPhone、Androidスマホなどは、基本的にセキュリティソフトを入れていたり、少なくともアップデートをかけて常にOSを最新の状態にしていたりするし、危険なサイトやファイルには近づかない、開かない、を徹底しているけど、じゃあほかのIoTデバイスは大丈夫? という、疑ったこともない機器の危機について学び、その対応策を教えてもらうため、「Bitdefenderユーザーミーティング」に参加してきましたよ。

IoT家電がサイバー攻撃の踏み台に使われる

さて「ユーザーミーティング」とはいえ、Bitdefenderのサービスはこの時点で国内未上陸。まだユーザーではありませんな。まあ、この後ユーザーになるんですけど。

ちなみに、国内ではソフトバンクグループのBBソフトサービス(以下、長いのでBBSS)がとりまとめるようです。

リリース:ホームネットワークセキュリティー「Bitdefender BOX」の取り扱い開始

さて、「ほかのIoTデバイス」についてだけど、どんなものがあるかというと、冷蔵庫、掃除機、防犯カメラ、普通のカメラ、照明器具、コーヒーメーカーなどがあるようです。最先端の冷蔵庫だと、あれでしょ? 外出先からでもどんな食材が入っているか確認できるんでしょ?
スマートウォッチや魚群探知機、さらにはバービー人形までIoT!
と、Bitdefender Chief Security ResearcherのAlex

で!

問題なのは、ネットに接続されているそれらIoT機器にはCPUが搭載されていて、そのファームウェアが古いままの場合が多いことだそう。古い=セキュリティーホールが多いということで、サイバー犯罪者からすれば、踏み台にするために使いやすいものになってしまうんだとか。

普通にこうやって文字入力している端末についてはアップデートを頻繁にしていても、照明器具とか……ねぇ? デジカメはメーカーからアップデートのお知らせが届くから、しないこともないけれど。

しかも……

(ノ∀`)アチャー

簡単に踏み台にされるようですな。

あと、自分の家にネット接続されている機器がどれだけあるかを知らない、というのも問題だそう。危機意識が生まれないし。


「いやいやいや、最近のルーターはすごいから、外部からの攻撃を未然に防いでくれるから」という向きもあるでしょう。実際そうだし。
ITmediaで「半径300メートルのIT」を連載している宮田健さん

でも、残念ながら、外から内への接続はチェックしていても、内から外への接続内容は未チェックなのがほとんどだそう。だから、既に家庭内ネットワークにある機器がウイルス感染してしまっていたら、もうそこから外へと仕掛ける攻撃を防ぎようがないとか。

そこで、ルーマニアのセキュリティサービス提供企業Bitdefenderの『BOX』というハードディスクを使ったシステムが出てくるわけですな。

BOXがあれば、家庭内LAN上のすべての機器の接続を監視して、危険を未然に防ぐそうです。専用アプリでは、宮田さんの推奨する“見える化”ができます。いくつのデバイスが家庭内LANにぶらさがっているかがわかる、というわけです。

設定してみた

ミーティングが終わったのが22:00近く、帰宅したのが23:00ごろ。その日のうちに開封の儀&設定はできないとあきらめ、先ほどそれらをやってみましたよ。
箱の中身
ツヤツヤのピアノホワイト
つくりはシンプル
左から電源用のmicroUSBポート、
Ethernetポート、WANポート
モバイルバッテリーでも動くよん♪
「開封の儀はいいから」と言われていたので、このくらいにして、「さて設定」と思ったけど、取扱説明書をよく読まないわたしらしく、つまづくこと数度。

簡単にいえば

  1. Bitdefender BOXの国内取扱代理店であるBBSSのサイトに接続
  2. 会員登録
  3. BOXの箱に入っているカードに記載されたオンライン登録コードを入力
  4. アクティベーションコードをGET
  5. Bitdefender BOXアプリをスマホにインストール(AndroidiOS
  6. アクティベーションコードを入力して設定

という流れなんだけど、わたしは間違えて専用アプリから登録しようとしていたためわけがわからないことに。これから設定しようとする人は、BBSSのサイトが最初だよ、ということをとにかく覚えておいたほうが良さそうです。

と、ここまでまがりみちくねくねではありつつなんとかたどり着いたんだけど、ハードウェアの接続で引っかかってしまった。
「別のルーターを持っています」
我が家で導入しているのはSoftBank光。光回線のモデム(NTT製)からSoftBank製のルーターを中継し、ASUS製無線LANルーターをAPとして利用、というちょっと特殊な使い方をしてるのね。

ちなみに、無線がそんなに飛んでいても仕方ないので、SoftBank製のルーター側では無線を殺して有線ルーターとして使用。


そこで、SoftBank製のルーターとASUS製無線LANルーターの間に入れるか(BOXのWANをSoftBank製ルーター、EthernetポートをASUS)、ASUS製無線LANルーターだけにぶら下げるか(BOXのEthernetポート利用)にするか悩む。

結果、どちらもダメだったんだけどね。

理由は、ルーターとして使っている機種が自動設定に対応しておらず、手動で設定しようにもDHCPサーバオプションの無効化ができないため。

我が家のように複雑ではなく、「モデム」と「ルーター」だけ、とかルーター機能搭載のモデムだけ、とかあるいは「モデムオンリー!」だったらきっと簡単に設定が終わったと思う。

というわけで、現段階では家での設定はできなさそうだったので、次回、LANポート搭載クレードルのあるモバイルルーターで試してみたいと思います。外出先も危険がいっぱいだからね!
『デジタルの作法 1億総スマホ時代のセキュリティ講座』
に投資する方法もあるようです



2016年7月18日月曜日

フリーWi-Fi、使ってます? 快適・安全なスマホライフのお供になる『ノートン WiFi プライバシー』登場


どうも~。パッケージのNorton先生に一目惚れしてしまったこともある、トウの立った女子・管理人です! やばい! 「女子」なんて口はばったい!!

1995年11月にPerformer 5440を購入。当時のMacにはシマンテックのNortonがプリインストールされてれいて、当たり前のようにNortonに守られていましたっけ。パッケージやことあるごとに表示されるNorton先生のイケメンっぷり(その頃からメガネ属性だったわけですな)と、「デスクトップ探偵団“少年ウフーン”」でパロられても受け入れる懐の広さに惚れ惚れしたものです。
↑↑↑ノータリン先生とか言われても、全然動じなかったNorton先生
ちなみに、デスクトップ探偵団も大好きでした

そんな折(どんな折?)、『「フリーWiFiはどうして危険?」ノートンによるWiFiセキュリティセミナー』で募集開始の知らせを受け、応募。当選! ほくほく!

会場は、渋谷ハンズの地下にある『cafe&dining ballo ballo』。到着してNorton先生探しましたが、いらっしゃいませんでした。当たり前か。


危険なのは“暗号化されていない”通信


まず、ノートン事業統括本部マーケティング部シニアマネージャーの古谷尋さんから、セミナータイトルにもなっている「フリーWiFi」の定義をおさらいしていただきました。ここで言うフリーWiFiとはいわゆる公衆無線LANのことで、パスワード等のない無料で使えるWiFiのこと。パスワードがないっていうことは、通信が暗号化されておらず、言ってみれば大切な内容をハガキでやり取りしているみたいな状態のことですな。

郵便受けからちょこっと頭が出ているハガキは、見ようと思えばそこに書かれている内容を見ることができます。でも、集合郵便受けであれ、個人宅の郵便受けであれ、大抵は衆目が怖いからそんなことする人は……ねぇ? でもまあ、悪意がある人なら、見ようと思えば見られるって話。

それと同じで、暗号化という封筒に入れられていない情報は、悪意のある人にとって見ようと思えば簡単に見られちゃうもの。

そのため、フリーWiFiには次の3つの危険性があると古谷さんは言います。

  1. 情報の盗み見(第三者がネットのやり取りをのぞき見)
  2. なりすまし(情報の不正入手による正規へのなりすまし)
  3. 悪意のアクセスポイント(犯罪者がフリーWi-Fiを偽装して設置)

これだけの危険があるフリーWiFiですが、「危ない!」って分かっていれば、誰でも身構えて対策をするもの。分からなければ何もしませんな。

で!

ノートンでは米国、英国、オーストラリア、カナダ、フランス、日本、ブラジル、ドイツ、メキシコの9カ国でそのリスクへの対処がどれだけできているかのアンケートを実施したそうです(各国から約1000人)。

フリーWi-Fiを使って情報のやり取りをしたことがあると答えた人は世界平均で81%。日本では60%。(調査対象全回答者)

どんなやり取りをしたか、ということに対して日本人の複数回答アンケートを見てみると、個人メールアカウントにログインが28%と最も多く、ついで「ソーシャルメディアのアカウントにログイン」(23%)、「パスワードを使用してその他のアカウントにログイン」(18%)となっています。(調査対象全回答者)

フリーWi-Fiを「安全ではない」と考えている日本人は全体の63%。世界平均が43%であるのを考えると、慎重だということが分かります。(調査対象全回答者)

が!

安全なフリーWi-Fiとそうでないものを区別できるユーザーは何とたったの9%。10人に1人未満なわけですよ。ちなみに、世界平均が35%ということを考えるとちょっとこれは危険なレベル(調査対象全回答者)。まさに「分かってない」→「対策しない」の図式ですな。

フリーWi-Fiを使ったことがある人もない人も、不安に思うことを2つだけ挙げてもらったところ、「入力した情報が盗まれる」が最も多く91%。次いで「誰かが自分の金融情報にアクセス」(90%)「自分の機器がマルウェアに感染」(89%)となっており、自分の検索履歴やEメール、写真や動画にアクセスされるのではないか、という不安を感じている人もいたようです。


安全な情報のやり取りに有効なVPN――VPN?

じゃあ、外で大量のデータのやり取りをするにはどうすればいいか? せっかく便利なフリーWi-Fiがあるのに、使えないって悲しくない? それともモバイルルーター持ち歩く?

となるわけだけど、フリーWi-Fiでも情報をのぞき見されない方法があるというのです。

1つはURLが「https」から始まっているSSL/TLS通信(暗号化通信)しているサイトにアクセスして情報の遣り取りをすること(“s”は“Secure”のsね。)。もう1つはVPNを使うこと。

……………VPNってなんやねん。

実は以前、大企業の(いやこれが本当に大企業でして、派遣でもないと入り込めないくらい大きな大きな企業でした)システム部にいたことがあって、そこで「VPN」というものの設定をスマホやモバイルPCにしていたこともあったワタクシ。

VPNっていうのは“Virtual Private Network”の頭文字を取った略語(?)で、あれだ、プライベートビーチみたいなもんですよ。だから真っ裸で泳いでいても安心! みたいな。……夏だからつい、願望が……。

あれですよ、“Virtual”だから仮想ではあるんだけど、許可された人以外の誰も邪魔できないネットワークのことですな。電車だと、公共交通機関だから、へたしたら妙に露出している人の肌に触れてしまって「ウェェェエ」となるし、高速道路でももらい事故があったりしてあんまり安全とは言えないけど、自分の居場所同士を専用道路でつないで、そこを誰にも邪魔されずに行ったり来たりしている感じ。ちょっと離れていても、誰かにのぞかれたり、追突されたり、肌が触れたりすることがないから、そこ(居場所だけでなく専用道路上も)にいる間はめっちゃくつろげる、みたいな。

……わかりますかね?(´・ω・`)

それがネットワークだと、例えば、会社の中のネットワーク(LAN)は各日に安全に情報をやり取りできるけど、そこから飛び出したインターネットにつなぐと突然ウィルスとかの脅威にさらされるでしょう? だから、社屋外からLANにつなぐのは危険なんだけど、VPNを設定してさえいれば、その端末からのアクセスはあたかも社内にいるときのように安全なものとみなされて、会社の重要なファイルにもアクセスできるっていうわけ。

その設定を過去にしていたことがあるわけですよ(長い)。

で!

かなり面倒でした。正直言って。暗号化のためのパスワードがめっちゃ長い。8桁とか12桁とかではきかない。何しろ大企業ですからね。機密ファイルが漏れては大変なので、セキュリティはガッチガチですよ。

こんな面倒なこと、一般ユーザーで誰がするんですかっ! と思っていたら、何と14%もの人が使っているのね。びっくり。

そもそもVPNを知らないという人が55%いるわけだけど、45%は知っている。でもそのうちの3分の2が使っていない。なぜか。

理由は簡単。「使用方法がわからない」から。そう回答したのは、VPNを知っているけど使っていないと回答した人たちのうち36%。次いで「どこで購入できるか/どうやって導入するかわからない」(22%)「不便」(13%)となっています。

そうそう、不便なのよね。っていうか面倒。設定が面倒。接続するのも面倒。安全だと分かっても、人間というのは面倒くさいことからは離れていってしまうものなのよね。

面倒じゃない安全な接続

アプリがSSL(Secure Socket Layer)に対応していれば大丈夫。一応。

例えば、「写真投稿しよ〜っと」という具合に写真や動画をSNSにアップしたり、「そうそう、あれを通販で買っておこう」と不意に思いつき、専用アプリで購入、なんてこともあったりするけれど、SSLに対応しているアプリであれば問題なし。

で!

そういう、わたしたちが普段利用するようなアプリがちゃんと情報を暗号化してサーバーとやり取りしているか、というのを調べた結果が下の表。

SNSでは5%未満、写真&動画アプリでは4%未満。お金のやり取りをするショッピングアプリでさえ9%未満……って、どういうことですか。クレジットカード情報筒抜けですか! 使われちゃうじゃないですか! しかもこれ、Google Playでダウンロードできるアプリを調査した結果だっていうんだから、恐ろしい。

SSLに対応していないアプリ×フリーWi-Fi……危険……やっぱり、モバイルルーター買っちゃう? 毎月3700円くらいかかるけど。安全だしね。面倒じゃないしね。

って、違〜う!

それじゃあ、ノートンがセミナーをやった意味がないでしょうに。そうじゃなくて、どこにいても安全にネットに接続する方法があるよ♪っていう話。

それが、『ノートン WiFi プライバシー』というアプリ。スマホ向けやね。

これで何ができるかっていうと、「面倒だ面倒だ」とさっき書いていたVPNでの接続が簡単にできて、のぞき見される危険なくネットに接続できるということらしい。その中に含まれるのが

  • フリーWi-Fi上でやり取りするデータの暗号化
  • 他者によるアクティビティとロケーション閲覧不能
  • 広告用トラッキングクッキーからのプライバシー保護
  • 外国にいても国内専用ウェブサービスを利用可能

の4つだとか。

外国に行く人で、Gmail使っている人は恩恵を受けやすいんじゃないでしょうかね。中国ではGoogle利用できないし。あと、テレビ番組を見られるサイトに登録している人も助かるかもね。「本サービスは国内のみでご利用できます」って注意書きを気にしなくて良くなるから。

このアプリ、Google Playでは3282円、AppStoreでは3600円(いずれも税込)となっています。あ、これは年額ね。セキュリティアプリはPCでもスマホでも年間更新が必要なものがほとんどだからね。

が!

ここでAndroid端末、またはiOS端末を複数台持っている人に朗報です。同一アカウントであれば、複数台でアクティブにすることができるのです!

つまり、iPhoneとiPadを使っている、という人は3600円×2台=7200円/年ではなく、3600円×1アカウント=3600円/年で済むということ。これはその場で確認してもらったので間違いない情報ですよ♪

節約のためにフリーWi-Fi使ってる→えっ? フリーWi-Fi危険なの?→じゃあモバイルルーター導入しようかな……→毎月3700円は高い……→ノートンWiFiプライバシーなら年額3600円(iOSの場合)→ということは、モバイルルーター導入するより年に4万円ほどの節約に?

というところでしょうか。

個人的には、Android端末を使っている人なら入れておいた方がいいんじゃないか、と感じています。なんでかって言うと、Google Playではセキュリティ上問題のあるアプリが多いなぁという印象があるから。GoogleのサービスのBloggerを使っておいて何ですけど。別にdisっているわけではなく。

事実、ショッピングアプリ148のうち、SSLに対応していたのがわずか13だというところで、その危険度がわかるんじゃないかなぁと思うのね。

あと、フリーWi-Fi関係なく、Androidアプリダウンロード時にも、それが安全なアプリなのかどうか判断してくれるし。

かなりオススメのアプリだし、すぐアプリダウンロードできるようリンクも貼っているけど、ノートンの回し者ではありません。なので安心して好きなだけ情報を得て、それから使ってみるといいかもですな。わたしもまだインストールしていないので、これを書き上げたらGalaxy s6 edgeにインストールして、動作がどのくらい重くなるかを検証してみるつもりです。

あ、そうそう、これだけは何とかしてほしいなぁとノートンのシマンテック社にお願いしたいことがあります。

「副記事を日本語化してくだちい!」

というところでしょうか。「詳しくはこちらをご覧ください」ってクリックしたら英文だよ! 翻訳プリーズ!

おまけ

さて、愛するNorton先生ですが、現在では画商をされているそうです。埋もれている才能を発掘してスポンサーになって個展を開いたり、サンフランシスコのIT企業に紹介したりして、『ノートン』というプロダクトで得た利益を社会に還元されている、と。

世に出回っている写真はかなりお若い時のもののようで、今ではすっかり“おじいちゃん”の風貌だそうで。

あのメガネ、変えていなければいいな♪