毎度どうも! 普通二輪免許を取ってから、イベントで2回乗ったきりの管理人です!
モータースポーツの楽しさを広めることでは天下一品のヤマハ発動機さんからご招待いただいて、愛知県岡崎市にある「キョウセイドライバーランド」で開催された「全日本トライアル選手権観戦ツアー」に参加してきましたよ♪
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今回のお土産は新デザインのヤマハキャップとマフラータオル、そしてセンスのいい扇子
コースを周回するロードレースや、道なき道をモトクロスバイクで走るモトクロスレースはなんとなくわかるけど、「トライアル」とは……?
というわけで、トライアルレース観戦を楽しむミニレッスン。
先生は、新入社員、ピチピチの武藤さん。
簡単にいえば、ライディング技術の正確性を競うものだそうです。なので、みんなで一斉にスタートして、誰がどの順番でゴールに到着したか、ではなく、時間内に「セクション」と呼ばれる“難所”(本当は採点区間)をクリアできるかどうかが競われる。
いや、まさに難所。後ほど競技を観戦した際に「ここをバイクで登るんかい?!」と驚愕するようなコースでした。……って、これ、コースなのか?
セクションは全部で10〜15ほど。さらに攻略が難しいセクションふたつに「SS」セクションがあります。高さ2m近い垂直の壁とかね。
問題なく攻略できれば「Clean」。足を1回着いてしまったら減点1、2回なら減点2、3回なら減点3、失敗(転倒、後退、エンジン切れ、コースアウト)してしまった場合は5点が減点されます。
で!
合計得点の高い順に順位が決まる、というわけ。
セクションを走る順位は、いわゆる「下位」の選手から。なので、最初はハラハラ・ドキドキしながら見ることになりますな。
トライアルレースのルールはゴルフに似ていて、ホールを回るようにセクションを回り、キャディーさんを従えるようにアシスタントと組んで勝負をします。「どちらもイギリスが発祥だからかも?」とは、今年広報グループに異動になった堀江さん弁。こういう豆知識を教えてもらえるのもヤマハ発動機イベントのいいところ。
ちなみに、名古屋駅からキョウセイドライバーランドまで1時間半、出していただいた送迎バスの中で2016年のトライアルレース動画を見させていただいたんだけど、「こんなところ、バイクで登るんかい?!」だけじゃなく、失敗してしまってバイクが上から落ちてきたりとか、ものすごい傾斜地でバイクが倒れてしまってそれを引っ張り起こしたりとかいう場面もいくらかあった。バイクの重量を知ってしまったわたしたちは「どうやってあの重いものをあんなところで取り回すのか?!」と謎が頭の中をぐるぐる。
実はトライアル用のバイクはとても軽くできているのだそうです。どれも100kg未満。ちなみに、ヤマハ発動機のトライアル用マシン(TYS250Fi)は80kg未満にまで削ぎ落としているそうです。
軽ければ軽いほどいいのだけれど、最低ラインも決まっているとのことで、それは70kg。それより軽いものは認められないとのこと。そりゃそうだよね〜。
観戦中に聞いた追加情報としては、タイヤの空気圧はかなり低めに設定しているとか。高速走行では空気圧高めだけど、これは低速走行だし、低めの圧じゃないと接地面積が減ってしまうしね。
今日、特に応援したい選手はゼッケン2番の黒山健一選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)とゼッケン3番の野崎史高選手(YSP京葉×KWN OKUYAMA RACING)。1位につけている小川友幸選手(HRCクラブMITANI)を逆転できるのか?!
みんながみんな、スーパーマンなわけですよ。
こんな山や。
こんな崖や。
こんな岩をバイクで攻略していくわけですよ。コースじゃないところで、しかもバイクどころかスニーカーを履いた二足歩行していても転ぶのに!
上の3枚の写真でわかるように、コースのすぐそばまで近寄って観戦できます。だから、選手との距離がものすごく近い。バイクの排気ガスの臭い、タイヤが巻き上げる泥しぶき、砂埃などを感じながら見られる。
もちろん、うまくいけば選手の緊張感や失敗した時の悔しそうな顔、ちょっとおどけた顔なども見ることができます。アシスタントとの会話も聞こえるぐらい近い。だから迫力も、今まで観戦したレースとは桁違い。
初代全日本トライアル選手権チャンピオンで現在はYAMAHA FACTORY RACING TEAMの監督をつとめていらっしゃる木村治男さんが、要所となるセクションを選択してくださり(しかも解説付き!)、選手たちが攻略していく様子を観戦します。
ふたつの難所をじっくり観戦した後、上位10位以内の選手たちだけがトライできる最難関セクションの前に移動。ここで勝敗が分かれます。
念入りにチェックしたり、攻略方法をイメージしていく黒山選手。ときどきほかの選手と談笑もしていて、見ているわたしたちも、ちょっと緊張が和らぎました。
が!
いざ、競技が始まると、大きなタイヤを乗り越えられない選手や、そこを乗り越えたのに次のブロックで失敗してしまう選手も……。黒山選手の前に2人ほど垂直の壁を乗り越えられた選手がいたので「これならイケる!」とわたしたちの期待も高まります。
そして、黒山選手の番が……!
下って上るブロック、大きな2つのタイヤ、組み上げられた3つのブロックを難なく攻略し「こりゃ、安牌」と思っていたところ、最大の難所、垂直の壁のところで失敗。だけど、観客からは惜しみない拍手が送られていました。
実は、この試合の前に足を痛めていたという黒山選手。試合後、びっこを引いていたので「大丈夫ですか?」と声をおかけしたところ、「最後のところでさらに足をくじいてしまった」とのことでした。ううう、お大事にしてください……。
試合が終わって……
優勝は逃しましたが、見事3位に入賞。「マシンの調子も体の調子も整えて、今年最後のレースではてっぺん目指します!」という力強い言葉を表彰台の上から話していた黒山選手。ぜひとも優勝してほしい!
最後は黒山選手とその愛機を前に記念写真をパシャリ。
会社でチームを持っているところは珍しい、とのことだけど、「Revs Your Heart」のヤマハ発動機。またしてもわたしたちに感動を与えてくれました。
トライアルとは
昨年、ツインリンクもてぎでロードレースを、スポーツランドSUGOでモトクロスを観戦。今回は二輪レースのみっつめのもの、トライアルを初観戦です。コースを周回するロードレースや、道なき道をモトクロスバイクで走るモトクロスレースはなんとなくわかるけど、「トライアル」とは……?
というわけで、トライアルレース観戦を楽しむミニレッスン。
先生は、新入社員、ピチピチの武藤さん。
簡単にいえば、ライディング技術の正確性を競うものだそうです。なので、みんなで一斉にスタートして、誰がどの順番でゴールに到着したか、ではなく、時間内に「セクション」と呼ばれる“難所”(本当は採点区間)をクリアできるかどうかが競われる。
いや、まさに難所。後ほど競技を観戦した際に「ここをバイクで登るんかい?!」と驚愕するようなコースでした。……って、これ、コースなのか?
セクションは全部で10〜15ほど。さらに攻略が難しいセクションふたつに「SS」セクションがあります。高さ2m近い垂直の壁とかね。
問題なく攻略できれば「Clean」。足を1回着いてしまったら減点1、2回なら減点2、3回なら減点3、失敗(転倒、後退、エンジン切れ、コースアウト)してしまった場合は5点が減点されます。
で!
合計得点の高い順に順位が決まる、というわけ。
セクションを走る順位は、いわゆる「下位」の選手から。なので、最初はハラハラ・ドキドキしながら見ることになりますな。
トライアルレースのルールはゴルフに似ていて、ホールを回るようにセクションを回り、キャディーさんを従えるようにアシスタントと組んで勝負をします。「どちらもイギリスが発祥だからかも?」とは、今年広報グループに異動になった堀江さん弁。こういう豆知識を教えてもらえるのもヤマハ発動機イベントのいいところ。
ちなみに、名古屋駅からキョウセイドライバーランドまで1時間半、出していただいた送迎バスの中で2016年のトライアルレース動画を見させていただいたんだけど、「こんなところ、バイクで登るんかい?!」だけじゃなく、失敗してしまってバイクが上から落ちてきたりとか、ものすごい傾斜地でバイクが倒れてしまってそれを引っ張り起こしたりとかいう場面もいくらかあった。バイクの重量を知ってしまったわたしたちは「どうやってあの重いものをあんなところで取り回すのか?!」と謎が頭の中をぐるぐる。
実はトライアル用のバイクはとても軽くできているのだそうです。どれも100kg未満。ちなみに、ヤマハ発動機のトライアル用マシン(TYS250Fi)は80kg未満にまで削ぎ落としているそうです。
軽ければ軽いほどいいのだけれど、最低ラインも決まっているとのことで、それは70kg。それより軽いものは認められないとのこと。そりゃそうだよね〜。
観戦中に聞いた追加情報としては、タイヤの空気圧はかなり低めに設定しているとか。高速走行では空気圧高めだけど、これは低速走行だし、低めの圧じゃないと接地面積が減ってしまうしね。
今日、特に応援したい選手はゼッケン2番の黒山健一選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)とゼッケン3番の野崎史高選手(YSP京葉×KWN OKUYAMA RACING)。1位につけている小川友幸選手(HRCクラブMITANI)を逆転できるのか?!
崖をバイクが登る!
いや、誇張でも何でもなく、本当に。崖を! バイクが! 登るんですよ! ジャッキー・チェンがたくさんいる! とか思ってしまった。みんながみんな、スーパーマンなわけですよ。
こんな山や。
こんな崖や。
こんな岩をバイクで攻略していくわけですよ。コースじゃないところで、しかもバイクどころかスニーカーを履いた二足歩行していても転ぶのに!
上の3枚の写真でわかるように、コースのすぐそばまで近寄って観戦できます。だから、選手との距離がものすごく近い。バイクの排気ガスの臭い、タイヤが巻き上げる泥しぶき、砂埃などを感じながら見られる。
もちろん、うまくいけば選手の緊張感や失敗した時の悔しそうな顔、ちょっとおどけた顔なども見ることができます。アシスタントとの会話も聞こえるぐらい近い。だから迫力も、今まで観戦したレースとは桁違い。
初代全日本トライアル選手権チャンピオンで現在はYAMAHA FACTORY RACING TEAMの監督をつとめていらっしゃる木村治男さんが、要所となるセクションを選択してくださり(しかも解説付き!)、選手たちが攻略していく様子を観戦します。
ふたつの難所をじっくり観戦した後、上位10位以内の選手たちだけがトライできる最難関セクションの前に移動。ここで勝敗が分かれます。
決勝?!
30分ほど待っていると選手たちが三々五々集合。ヘルメットを脱いで、マシンも連れてきていない。どうやって攻めるかを確認しに来た、というわけですな。念入りにチェックしたり、攻略方法をイメージしていく黒山選手。ときどきほかの選手と談笑もしていて、見ているわたしたちも、ちょっと緊張が和らぎました。
が!
いざ、競技が始まると、大きなタイヤを乗り越えられない選手や、そこを乗り越えたのに次のブロックで失敗してしまう選手も……。黒山選手の前に2人ほど垂直の壁を乗り越えられた選手がいたので「これならイケる!」とわたしたちの期待も高まります。
そして、黒山選手の番が……!
下って上るブロック、大きな2つのタイヤ、組み上げられた3つのブロックを難なく攻略し「こりゃ、安牌」と思っていたところ、最大の難所、垂直の壁のところで失敗。だけど、観客からは惜しみない拍手が送られていました。
実は、この試合の前に足を痛めていたという黒山選手。試合後、びっこを引いていたので「大丈夫ですか?」と声をおかけしたところ、「最後のところでさらに足をくじいてしまった」とのことでした。ううう、お大事にしてください……。
試合が終わって……
優勝は逃しましたが、見事3位に入賞。「マシンの調子も体の調子も整えて、今年最後のレースではてっぺん目指します!」という力強い言葉を表彰台の上から話していた黒山選手。ぜひとも優勝してほしい!
最後は黒山選手とその愛機を前に記念写真をパシャリ。
会社でチームを持っているところは珍しい、とのことだけど、「Revs Your Heart」のヤマハ発動機。またしてもわたしたちに感動を与えてくれました。
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黒山選手を支えたマシン こんなに華奢なのに、岩や崖を登っていくのだ |
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