って言っても、怪我したのは4月9日なんですけどね。ドクターいわく「ここは、なかなか治癒しにくい場所だからなぁ」とのこと。ポキってキレイに折れたのに! そりゃないぜ!
そんなわけで、かなりおとなしい日々を過ごしていたわけです。が! ギプスも外れ、温めてもいいよ、ということになった(と思う)ので、夫が温泉に連れて行ってくれましたよ。場所はバイクで1~2時間ほどの「厚木七沢温泉」。丹沢山系に属する大山の東側に位置する、強アルカリが特徴の温泉街ですな。
奥まってる!
当日は、曇り空。気温は20℃前後。ツーリングするには最高のお天気。はじめて行く場所なので、ナビだけが頼りですな。
ちなみに、カーナビ代わりにしているのは、もちろんスマホ。安価な中古スマホをWi-Fi運用しているから、落としたり濡れたりして壊れてしまっても精神的ショックが少ないようにしているらしい。
タンデム走行時の会話、またスマホのナビ音声や音楽のリスニングになくなはならないのが“インカム”ですな。わたしが選んだのは、「デイトナ(Daytona) DT-01」の2個セット。ファームウェアアップデートが2回ほどかかっていて、購入当初より使いやすくなっている印象。音もいいし、操作も簡単だし、バッテリーの保ちもいいし、これは買って良かったとおもう一品でした。
で!
途中にブランチ(バーミヤン)休憩をはさみつつ、14時頃に七沢温泉に到着。ゆるゆると、目的の中屋旅館を探してみたら……あった!
めっちゃ奥まったところにあるんですけど。
近隣には、繁盛している七沢荘などもあり、路駐している車もちらほら。一応バス通りなんですけどねぇ。
中屋旅館の駐車場はどこだろうか……と探していたら、中屋旅館を正面に見て、左側のさらに奥のほうにありました。
山深い…… |
トリシティはかっこいい…… |
奥のさらに奥にある「庭園露天風呂」
建物に入るとすぐ右側に「フロント」が。声をかけなくても、人感センサーで音が鳴るから、旅館の人が出てきてくれます。「日帰り入浴できますか?」とできること前提でたずねると「できますよ。おひとり1000円です」と告げられる。2000円をお支払いして、内風呂と露天風呂についての説明(それぞれどこにあるか)をお聞きし、いざ入浴!
内風呂は、フロントと同じ階にあるけれど、露天風呂は階段を上がった奥まった場所にあるらしい。長いこと固定していたため足首が固まっており、階段を半歩ずつしか上れないわたしにとっては試練ががが。
しかし、露天風呂の入り口を目にしたとき、そんな苦労は吹き飛びましたよ。
秘湯感! |
なんだろう、和風で侘び寂びを感じさせつつ、この傘が小洒落た感じを醸し出している。テンション上がりまくりですな。しかも、先客がいないので、貸切状態ですわ。
温めのお湯は、ヌルヌルとした手触りの強アルカリ泉質。温泉に詳しくなくても「あ、アルカリだわ」とすぐにわかるほどヌルッヌル。
洗い場には3箇所、蛇口とシャワーがあるんだけど、真ん中のシャワーは勢いが弱め。蛇口からは勢いよく出てきていたのに、謎すぎる。なので、シャワーの勢いが強い左側に移動。出てくるお湯も温泉水ですよ。髪の毛の傷みを気にする人は、洗髪しないほうがいいかも。
道路側から離れており、周りを山に囲まれているおかげで、本当に静か。何もしないことに飽きやすく、温泉に長く浸かっていられないわたしでも、30分ほど浸かることができました。
帰りにはさらに暗い曇天になっていて、気温もちょっと低め。冷たい風を浴びつつも、体の芯がポカポカしているおかげで、寒さを感じずに済みましたよ。いやぁ、ぬるくても温まるもんですなぁ。
注意点!
非常に趣のある露天風呂を擁した中屋旅館ですが、注意点もいくつか。- 蛇口やシャワーから出るのは真水ではない
- ドライヤーは内風呂にしかない
- タオルは自分で用意する
- 硫黄臭はしない
まあ、どれも大したことではありませんが(笑)。露天風呂の脱衣所にドライヤーがなくとも、扇風機はあります。なので、これで髪を乾かしてもいいでしょう。わたしはそうしました。
コンセントがあるので、自分で持ち込むのもありかも?(スタッフに要確認)
ボディーソープ、シャンプー、リンスは用意されているので、そこら辺は心配無用。ただ、大規模浴場のように化粧水とかクレンジングなどは置いていないので、自分で使うものは用意していきたいところですな。
中屋旅館は“旅館”なので、もちろんお泊りもOK。昔から、芸能人も多数訪れているのに隠れ家的な温泉でのんびりしてみてはどうでしょうか。
「庭園」の言葉に偽りなしの素敵な場所でした。また行きたいなぁ。
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