2016年7月28日木曜日

バイクってこんなに楽しかったんだ! ヤマハ発動機主催「超初心者向けバイク講習会」で本格バイク初体験!


風を感じるよ♪

あ、どうも~! 乗り物ブロガーの管理人です! あ、今、思いつきで言ってみただけです。

二輪で思い起こすのは、まだ6歳だった夏。もうじき小学校に上がろうというのに補助なし自転車に乗れず、かといってすでに乗れている2歳年下の妹に教わるのはシャクだということで、近所の1つ年下の女の子に教わって乗れるようになった甘酸っぱい経験。あれから数十年が経ったのですね……シミジミ

原付免許は高校卒業翌日に取得。もちろん乗りまくりましたよ。

その後、中型自動二輪免許も取りたかったんだけど、家人や友人たちからの「危ない」の一言で取得ならず。悶々と過ごしていました。

が!

そんなわたしの気持ちをなぜ知っているのですか、ヤマハ発動機さん! 「超初心者向けバイク講習会」なるものを開催される、とのことで熱烈応募しましたよっ!

当選者はわずか10名。(ΦωΦ)フフフ…


イベント会場はデイトナロードテストコース


新幹線で東京を出発し、まずは掛川に。掛川駅ではいつものようにヤマハ発動機・広報の壬生貴さん、加藤隆博さんが待っていてくださいました。


そして、駅を出発し、ブロガーたちを乗せたバスは一路会場へ……。バス内では恒例の自己紹介タイム。前回ツインリンクもてぎで最高峰のレースを観戦させていただいたことがきっかけだったり、タンデム走行を経験したことがきっかけだったり、理由はそれぞれだけど、「バイクに乗ってみたい!」という意気込みはみんな同じ。

40分かけて到着したのは、バイク部品などで有名なデイトナ本社。普段テスト走行するコースを、なんと今回のイベントのために開放し、一般人のわたしたちがバイクで走れるようにしてくださったとのこと。ご厚意に感謝!


でもその前に

まず、オートバイの基礎知識や取り扱いについて、座学での講習があります。

講師はライディングアカデミー東京の校長・ケニー佐川さん。ナイスヒゲのナイスミドルなナイスガイ。娘さんLOVEというところもまたよし。

ケニー佐川さんは幼少時代「自転車少年」。往復100kmくらいは自転車で平気で移動していたとのこと。で、高校に入学してから原付免許を取り、原付きに乗るようになってから「今まで汗だくで移動していたあれは何だったんだ。しかもスピードが比べ物にならない!」ということで感動。バイクという乗り物はまるで自分の体が拡張したような、自分の能力を拡張してくれるような乗り物だなぁと感じたそうです。

それで、ほかの人にも人馬一体ならぬ「人車一体」を感じて欲しい! と思うように。
さて、本日の講習会の目的は「安全に楽しくバイクに乗るための基本的なスキルの習得」で、目標はギヤチェンジしながらデイトナロードテストコース(1周550m)を周ってみること。「シンプルなオーバルコースだし、フラットだから走りやすいですよ」とおっしゃる。走りやすいとか感じられるほどに、今日一日で成長できるのだろうか。

ライダーの運転行動は、「認知」「判断」「操作」を組み合わせたもの。操作していればいいということではない。そして60km/hで走っているとき、認知から反応までは最短で1秒。空走距離は16.7m。

「あっ!」と思ったらそんなに走っちゃっているというのだから、認知がいかに大切かがわかります。

なので、大切なのは「危険予知」と「防衛運転」。この能力を磨いているか否かで、事故に遭う、もしくは事故を起こす確率が変化してくるという。特にヘルメットをかぶっているので、ライド中はしょっちゅうキョロキョロすると同時に、目線を常に遠くへ向けておくように、とのこと。これは実技講習中にも何度も何度も口にしていらっしゃいました。

そして、締めはバイクの操作について。
これが最大の謎だったのよね。原付きはずっと乗っていたから分かるんだけど、二輪のクラッチとかギヤチェンジとかってどうなっているんだろう? って。結論から言えば、右側は動力の制御系、左側はギヤチェンジ系が集中している、ということでしょうかね。

ハンドル右にスロットルとフロントブレーキ、右足にリヤブレーキがあって、ハンドル左にはクラッチ、左足にギヤチェンジ(自動車でいうところのシフトレバー)があるわけだから。

ブレーキを使うときの注意点としては、前後ブレーキをバンスよく使うこと。前と後は7:3の比率でかかるように。リヤブレーキはやわらかく効き、フロントブレーキは強い制動力があるので注意しないとつんのめっちゃうから。


ちなみに、速度・路面状態・制動距離については次のような法則を教えてもらいました。

  • 速度が2倍→制動距離は4倍
  • 路面がウェット→制動距離は2倍

なので、30km/hでの制動距離が5mだとしたら、60km/hで雨の日には40m。空走距離も含めたら57m。そりゃ注意散漫だったら事故も起きますわ。

曲がるときにはハンドルを無理やり曲げるのではなく、まず目線を曲がりたい方向に送り、それから体を傾けて重心移動。そして自動的にハンドルが切れるからそれを制御するとのこと。うーん、ここらへんも聞いてみないと全く分かりませんでしたな。あれ、カッコつけて体を傾けているんだとばかり思ってたし(๑´ڡ`๑)

ランチ! そしてコースへ……!

座学が終わったら、イベントの楽しみの一つでもあるランチタイムです。広報さんのセンスがキラリと光りますしね。
今回は地元静岡のいいとこ取りな感じのお弁当でした。煮物もえびのから揚げやれんこんのはさみ揚げ、煮玉子やわさび漬け、ごま団子まで全て美味。

お腹がいっぱいになったところで、着替えてコースへ移動です。
プロテクターとブーツ

ちなみに、参加者10名に対して、教えてくださる先生方は5名。ヤマハ広報さんたちも含めるとほぼマンツーマンで教えていただけるという、ここは楽園か。

コースが見えてきた 
全景 
あっ! あれはわたしたちが乗るバイク!

取り回し→発進

参加者10名のうち、男性は2名、女性8名。男性陣用に準備されたのは250ccのトリッカー。女性陣は基本的にYBR125という国内未発売モデルに乗車。講習室にあったのもこれですな。超カッコいい。個人的に乗り回したい。

原付を操作したことはあっても、125ccとかは本当に初体験。こんな大きなもの、自分で移動させられるんだろうか? というのがまず不安に感じてしまうところ。そこで、取り回し方から教えていただきました。

ポイントは「腕で何とかしよう」と思わないこと。バイクをできるだけ引き寄せて、ボディと腰を密着させ、腰で支えるようにすると楽に扱えると。

やってみました。楽でした。本当に楽でした。重くても、コツさえつかめばこんなに楽に扱えるんだ! とまず感動。

それからヘルメットをかぶり、各班に分かれて実際に操作。ニュートラルから低速ギアに入れるときは、左手でクラッチレバーを握り、右手でスロットルを回し、3000回転くらいを保持。左足でギヤをキックして入れる。それからクラッチレバーをじんわりと3秒くらいかけて離していく……で、スルスルとバイクが走りだす、というもの。

らしい。

いやいやいやいやいや、これがまた難しい。自動車免許を取るときに、クラッチをつなぐのがなかなかできなくて、兄にさんざん「そうじゃない!」って指導されたのを思い出してしまった。

とはいえ、ここでは優しく指導していただけますからね。萎縮する必要は皆無。ふふ~ん。

「3秒」を意識したら、動かせるようになりましたよ! もちろん、スロットルの方も気を抜かないようにね!
低速走行できるようになってドヤ顔

ブレーキ→ギヤチェンジ

それから集合して、コース上に設けられたぱいろんの位置でしっかり止められるように練習。リヤブレーキとフロントブレーキの特性について、しっかり学びます。

ある程度、低速ギアでの走行に慣れてきたので、今度はシフトアップシフトダウンの練習。バイクのアニメとかであるじゃないですか。左足にズームアップして「カチッ」とやるやつ。あれができるようになる?!
ケニー佐川さん、熱演! 
実演!
実習!
シフトダウンは足でレバーを押さえつけるから楽なんだけど、アップするのが実はちょっと怖かった。理由はステップとレバーの間に足をうまく入れられないから。

そのことについて打ち明けたところ、「大丈夫。みんな初めはそんなもの。慣れてくれば足を入れる場所について考えることもなくなりますよ」とアドバイスいただけて、安心。足が大きいから入れられないのかとか、足の感覚がほかの人より鈍いんだろうかなどという不安が吹き飛びましたよ。

テストコース3周! 風を感じるよ!

そしてついに本日のおさらい。デイトナ・ロードテストコースをギヤチェンジしながらぐるりと周ります! しかも1周どころか3周!


ここまで実技練習は3時間程度でしたが、エンストさせることなく動かせるようになりました。そして誰もが口にしていたのが「バイクと一体になる感覚を得られた」ということ。

中型自動二輪……じゃなかった、今は普通自動二輪免許を取得できる日がものすごく近づいたように感じられたこのイベント。ヤマハ発動機さん、ありがとうございました! 取るよ! 年内に取りますからね!



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