2019年11月12日火曜日

【カナダ】赤毛のアンのイメージしかなかったカナダは笑顔の国だった!

毎度どうも! 相変わらず、英語もフランス語も話せない管理人です!

先日、カナダ大使館で開催された「カナダ観光局新ブランド “For Glowing Hearts” イベント」に参加してきましたよ!

実を言うと、カナダには『赤毛のアン』と『母の肖像』以上のイメージを持てていなかったのね。子どもの頃の刷り込みって怖いわぁ。

『赤毛のアン』では、言わずもがな、プリンスエドワード島の美しい自然と、ちょっとよそ者に対して「ナニコノヒト?」みたいな奇異の目を向けつつ、理解できたら心をガッツリ開いてくれる、というイメージ。

『母の肖像』は、7歳くらいのときに読んだので、内容をあまり覚えていないんだけど、空気がきれいで、降ってきた雪もそのまま口にでき、メープルシロップが美味しい、という印象。

でも、カナダ本土(っていう言い方があっているかわかんないけど)は多民族国家。そのことから、わたしの想像していたのとはぜんぜん違う“本当のカナダ゛”の姿に今回のイベントで触れてきましたよ!

2019年は日加修好90周年


イベントの開会式で登場したのは、カナダ駐日大使。
2019年が、日本にカナダの公使館を開館してから90年に当たる年だ、ということをお話しされました。そして、両国間での留学生も多く、人の交流も盛ん。かなりいい友好関係を築いている、ということを説明してくださいました。

カナダでは、クラシックやジャズといったイメージがあるけれど、アヴリル・ラヴィーンなど先鋭的なアーティストも輩出。なんと、超人的なパフォーマンス集団であるシルク・ドゥ・ソレイユもカナダで誕生しているのね。これは知らなかった。

スポーツに目を向ければ、カナダには国技がふたつもあるんだそう。夏はラクロスで、冬はアイスホッケー。四季がはっきりしているカナダならではだなぁと話を聞いていて感じましたよ。

 “For Glowing Hearts” ってどういうこと?


続けてカナダ観光協会のお二方がそれぞれ登場。 “For Glowing Hearts” の意味を教えてくれました。

少し前では、旅行の目的は“観光”。景色を楽しむ、食べ物を楽しむ、体験をするというのが一般的だった。

けど、カナダを旅行すれば現地で生活している人たちとの交流を楽しめる。それは心が輝く経験になる。だからGlowing Hearts。そういう旅行ができるのがカナダという国だ、ということなんだそう。

もっとも、こういう説明だけでは「はあ、ふぅ」という感じでイメージつきづらいので、ゲストのお二人が登場。

サッカー元日本代表の中澤佑二さんとモデル・女優の高山都さん。
中澤さんは、サッカーを引退されてから、ラクロスを教えているんだとか。それで、本場であるカナダを訪れることに。

本題からそれるんだけど、ラクロスの原型となるゲームは、先住民たちが楽しんでいたもので、1000人単位で参加していたらしい。「どうやったら試合の決着がつくんだ」という中澤さんのセリフに、ニヤリとしてしまったる

閑話休題

実は中澤さん、サッカー現役時代から今に至るまで英語が苦手。しかも極度の人見知りなんだとか。だから、英語圏の国に行っても話しかけられず、「交流? ムリムリムリムリ」というレベルだったらしいんだけど、カナダでは何かあると気さくに話しかけてもらえた、とのこと。それが嬉しくて、カナダを去るとき、「故郷を離れるような気がした」と、カナダでの体験を話してくれました。

高山さんは、雑誌の撮影のため、2週間カナダに滞在したんだって。いいなあ、2週間。

モデルさんとか女優さんという職業だから、「海外に3カ月くらい平気で行ってるんでしょ~?」って偏見(?)持っていたんだけど、2週間という長期間、日本を離れるのは高山さんにとって初めての経験で「大丈夫かな?」と心配だったらしい。

でも、カナダはどこも美しく、毎日がカルチャーショック。
絵画のような美しさに、会場からはため息が……。

カナダには、古い町並みも残っているんだけど、夜になるとプロジェクションマッピングが映し出されて、新旧技術が思いの外マッチしているのも面白い体験だったとか。

移民が多いこと、そもそも性別を気にしないことなどから、高山さんも中澤さん同様、現地の人から気軽に声をかけてもらえたのが嬉しかったとのこと。海外からの移住者が多い、というのはわたしの中では意外だった。赤毛のアンの世界観から抜け出せていないということか(笑)。

赤毛のアンといえば、高山さん写真の2枚目は、プリンスエドワード島のもの。「緑と土の赤と空の青。それだけでこんなに美しい風景になるんだ、と感動した」と話していた。そして、島の人たちはみんな庭を美しく整えていて、「自分たちの住んでいるところを愛しているんだなぁと感じた」とのこと。わたしは高山さんの感性の豊かさに感動したよ。

スペシャルライブやおもてなしブュッフェも!


続いて登場したのはカナダ出身で、今は宮城 仙台を拠点に活動しているというアーティストグループ MONKEY MAJIKのうち、メイナード・ブラントとブレイズ・ブラントの二人。

なんと、ライブパフォーマンスが始まりましたよ。うわあ、これ、演奏中の動画を載せてもいいのかなぁ。心にしみる演奏だった、という感想だけ伝えておきましょうw
ライブ後は、会場を移動して、ブュッフェ形式の軽食をいただいた。

とはいえ、今日の目的はお腹を満たすことではなく、カナダについてできるだけたくさん知ることなので、カナダ大使館のシェフたちのスペシャルトークに耳を傾けることに。
わたしの中で、家庭で毎日の料理をする国は日本だけなんじゃないか、と思っていたんだけど、カナダでは今でもちゃんとお母さんたちが家族のために健康に良い食事を用意しているとのこと。家庭料理のレシピも豊富で、使われているのは有機野菜や低農薬のものが多いんだとか。

興味深かったのは、カナダは国土が広く、車での移動距離が長いから、片手で食べられるグラノラバーが人気なんだって。そしてそれを買うんじゃなくて自分たちで作る。
オーツ麦にナッツ類、そしてドライフルーツとメープルシロップやはちみつを混ぜたものをオーブンプレートに敷き詰めてぎゅうぎゅう押して焼くだけ、と。「とっても簡単!」ってにこやかに話してくれたけど、日本では材料費が高い(笑)。いいなぁ、カナダ。

国籍も性別も年齢も、決して“壁”とは捉えない国民性のおかげで心が輝くような体験を、人との交流を通してできるというカナダ。

人見知りのわたしでも、交流できるのであれば、ぜひとも一度は訪れてみたいなぁと感じるイベントだったよ。

グラノラバー美味しかった。

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