などと巷で噂されているとかいないとかの作品が今夏公開の『思い出のマーニー』。スクリーンでの紹介映像にやられちゃった人も多いのでは?
事前情報では、「百合」だとか「ホラー」だとかいろいろと言われていましたが、
主人公の杏奈がコミュ障すぎてどう見ても俺達だった
— にとり (@islul) 2014, 7月 19
ひとことで言うと、上のツイートに尽きるでしょう。
杏奈の心理描写が素晴らしい。「あーあー、あるわあるわ」。もしくは「あったわあったわ」という感じ。
ほぼ杏奈の視点から描かれているから、ほかの登場人物がどういうことを考えて、思って、感じているのかが分からないまま話が進んでいくのね。その分、主人公には感情移入しやすい作りになっている。
それから、この作品を観るときに注意しなくちゃいけないポイントが「色」。大抵の
ちなみに、本当の百合ではないので(アタリマエー)家族揃って見られる健全な映画ではあるけど、小さい子どもには向かないかもー。
小学4年生くらいなら、理解できなくもないかな?って感じかしらん。それも、よく本を読むような人であればという条件付きで。
紅い豚が空を飛んだり、不思議な飛行石でフワフワしたり、ましてやメーヴェが出てきたりするわけでもないし、フワフワの空飛ぶバスが出てくるわけでもありませんしね。爽快感や疾走感、スピード感がなく、ごくごく日常の(ような)当たり前の(ような)生活が描かれていくものですから。
家族で観るとしたら、高校生の娘さんと一緒に、とか、定年退職後のご夫婦で、とか。
絆って何?!って考えさせてくれるかも。それと、家族のカタチって?!と。
ある人は、杏奈とマーニーの愛を「エロスではなくアガペーだな」と書いていましたが、ちと違うような気がします。少なくとも、マーニーにとっての杏奈への愛は違うのでは?と。
じゃあ何か。うーん……それを書いちゃうとネタバレになっちゃうんだけど、一般的に知られている言葉ではないから、この映画を見終わったらググッてくださいな。
マーニーの愛には情があるので「ストルゲー」。うん、きっとそう。
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