2017年10月21日土曜日

掘り出し物あり! 日本でもはじまった『Amazon Prime Reading』で数百冊が読み放題

どうもっ! 子ども時代は本の虫だった管理人です!

本に巣食う虫じゃないよ、読むほうだよ! 大人になってから読書量は激減したけどね!

とはいえ、アウトプットするには良質なインプットが必要。外に出かけていっていろいろな経験をするのもインプットのひとつだけど、ほぼ家に引きこもっているわたしができることといえば……そう、読書。ネットでも情報収集できるけど、断片的なので、まとまった知識を得るには「本」というコンテンツのかたまりがいちばんやね。

とはいえ、お金があまりない。保存しておく場所もない。そんなわたしにとってありがたいサービスが10月5日に上陸した。それが『Amazon Prime Reading』。

アメリカ本国では、2016年10月5日にはじまっているので、ぴったり一年後ですな。

Amazon Prime Readingとは?

このサービス、どういうものなのか。簡単にいってしまえば、AmazonのPrime会員が追加費用なしにAmazonがチョイスした和書洋書合わせて数百冊の雑誌・コミック・書籍を読み放題で楽しめる、というもの。

『Kindle Unlimited』との違いは、追加料金の有無、品揃えの量(Unlimitedでは和書12万冊、洋書120万冊以上)といったところでしょうか。追加料金なしのAmazonの似たようなサービスとして思い出すのは『Kindle オーナーライブラリー』のこと。こちらはPrime会員かつKindle端末を持っている人が、月に1冊、和書2万冊、洋書60万冊以上の中から読める(というか借りられるといったほうが近いイメージ)というもの。あと、KindleやFire端末でしか読めない。スマホアプリ『Kindle』やPCのブラウザからは読めないのね。

サービス名 月額料金 選択肢 条件 閲覧端末 保存冊数
Amazon Prime Reading 無料 和書洋書合わせて数百冊 Prime会員 Kindle、Fireタブレット、PC、スマートフォン 一度に10冊まで
Kindle Unlimited 980円 Amazon会員 和書12万冊、洋書120万冊以上 Kindle、Fireタブレット、PC、スマートフォン 一度に10冊まで
Kindle オーナーライブラリー 無料 KindleまたはFireタブレットを所有するPrime会員 和書2万冊、洋書60万冊以上 Kindle、Fireタブレット 一度に1冊まで

Prime Readingコンテンツの探し方

で!

Prime Reading対象コンテンツの探し方いきます。

まず、Kindleストアに入り、「Prime Reading」をクリック。それだけ。


もしくは、ジャンルを「Kindleストア」に設定し、読みたい種類の本(ここでは例として「コミック」)を入れ検索。そして左のバーから「すべてのカテゴリー」をクリックし、表示される「Prime」のチェックを入れるだけ。


「Kindle」アプリでは、左上のハンバーグメニューから「カタログ」を選び、表示されたストアトップから「Prime Reading」を選ぶだけ。

またはストアトップで検索ワード入れてから、フィルタの「Prime Read」を選択するという方法も。対象コンテンツには「Prime」というマークがついていますね。


読みたかったあのタイトルが!

何気なくつらつらと眺めていたら、なんと梅村マルティナさんの『しあわせを編む魔法の毛糸』があった!
FELISSIMOで大人気の魔法の毛糸。気仙沼で震災の被害者たちを「編み物でケアしたい!」と奮闘しているのが梅村マルティナさん。ドイツ生まれのドイツ人ですが、日本に魅せられて日本人の男性と結婚されています。

わたしがOpal毛糸の存在を知ったのはFELISSIMOの「毛糸にふれればみんなしあわせ 魔法の糸Opalで編むソックスと小物の会」でのこと。一本の糸をぐるぐる編んでいくだけで模様が出るというところに惹かれてOpal糸を探し回ったんだよなぁ〜。( ´ー`)フゥー...
つまるところ、FELISSIMOの「毛糸にふれればみんなしあわせ 魔法の糸Opalで編むソックスと小物の会」には申し込まなかったんだけど、そのため梅村マルティナさんのソックスの編み方がわからない。まあ、この『しあわせを編む魔法の毛糸』を買って読めばよかったんですけどね。でも、あることを知らなかったので、検索もしていなかった。

そしたら、このたび見事Prime Reading対象になっていて、見つけられた、というわけ。おかげでドイツ流の靴下の編み方がわかったよ……。やったね☆
そんなこんなで、日本でもはじまったばかりのPrime Reading。新しい本との出会いがあるかもですよ?

ディスプレイなのに“アイケア”? ちらつきゼロで目をいたわるBenQアンバサダーイベントに参加してきた



毎度どうも! 目が疲れすぎて肩こりが酷い管理人です!

デスクワーカーの多くが、PCとにらめっこする日々を送っているかと思います。が! そのPCも、最近では会社から支給されるものがノートPCというところも多いのではないでしょうかね。社内の好きな場所で仕事ができるように、とか、会議室に持ち込めるように、とかいう理由で。

ただ、ノートPCって作業するときにどうしても猫背になりがちなんですよね。ディスプレイ小さいし、ディスプレイめっちゃ下にあるし。

猫背になると血流が悪くなるし、首を不自然に下に向けると、やはり血流悪くなるし。目や肩が疲れてしまうことになりがち。あ、あと、脳にも酸素が足りなくなりそう。

そんな悩みを解決してくれるのが、外付けディスプレイ。

以前、ディスプレイをモニターしたことのあるBenQが、「BenQアイケアディスプレイEW2770QZ体験イベント」をアンバサダー向けに開催したので行ってきましたよ♪

チラツキがない

「少し早めに会場に到着すれば、じっくり製品を触れますよ」とオススメされていたので、開場とほぼ同時に入場。壁に沿ってぐるりと配置されたディスプレイたちをじっくり眺めることができました。「触れますよ」って言われても、触ってもどうしようもないのでw




上の三枚の写真。これはノートPCからミラーリングで「BenQ GW2480」に表示しているところ。ちなみに、GW2480は参考展示品なので、まだサイトには掲載されていません。最新のものは「BenQ GW2470」ですな。

「GW」シリーズは汎用性の高いディスプレイで、いろいろな場面で使えます。デザイナー向けではないけど、この発色! そして、ディテールの再現性ときたらもう! ガラスの透明感が美しくて、今にも風鈴の軽やかな音が聞こえてきそうじゃありませんか。

……と興奮していました。

「フリッカーフリー」とか「ブルーライト軽減」などの機能についてはこの後のイベント中に話されました。

「BenQメシ」?! お弁当やおみやげがうれしい

さて、席に着くと、「御料理」と印刷された折りと本日の資料、そしてアイホットマスクが。
 御料理を開けてみると、懐石料理を思わせるような和のものがぎっしり詰め込んであるお弁当でした。日本の文化に敬意を払ってもらっているようで、ちょっとうれしい。
 製品の写真を撮ったり、もぐもぐしたりしていると、開始の時間になりました。

台湾からBenQ社員が来日! 慶應義塾大学の医師による眼についてのレクチャーも
まずは、台湾から来日中のアシスタントバイスプレジデント・Enoch Huangさんが挨拶をしてくださいました。
BenQの歴史やBenQアンバサダーがなぜはじまったのか、という経緯について、別の人から紹介され、続けて開発者のひとりValia Liuさんが登壇。
アイケア製品が必要な理由について話してくださいました。

興味深かったのは、長時間労働は日本だけのものではなく、台湾でも同じだということ。そのため、目をやられてしまう人が多いんだそうです。
そこで、BenQでできることは何か? というところから開発開始。

ちらつきを抑え、明るさを環境に合わせるように調整することで目の疲労を軽減できるようにしたとのことです。
ちなみに、ブルーライトと目の関係については、慶應義塾大学で眼科研究をされている医学博士 綾木雅彦先生からお話がありました。
何かと悪者にされがちなブルーライトですが、必ずしも悪いわけではなく、朝の光に含まれるブルーライトは、体内時計をリセットし、目覚めをシャキッとさせるとのこと。
 だけど、とても明るい光のため、眩しすぎることも……。
 ブルーライトは、散乱しやすい、という特性があるため、宇宙から地球を見ると、本来茶色だったり緑だったりするはずの大地が青く見えるのだそうです。
 で、ここからが本題。ブルーライトカットすることで、眼精疲労がどのように軽減されるか。
ブルーライトを出すディスプレイではピントが合わせにくい→合わせようと眼筋が必死になり目が疲れる、光がギラギラ→光の流入を抑えようと瞳孔が疲れるなど、やはり眼精疲労への影響があるようです。

JINSなどで販売しているブルーライトカットグラスが実は有効なのだ、ということを聞いて、目からウロコでした。あれ、眉唾ものだとばかり思っていたから(失礼)。

 また、昼間は体内時計リセットに有用なブルーライトでも、夜は不要。そもそもブルーライトを発するような光源を人間が手に入れたのはごく最近のことなので、夜でもブルーライトにさらされるというのはかなり不自然なこと。

夜間にブルーライトを大量に浴びると(浴びるっていう言い方も変だけど、目から取り入れると)眠りを誘うメラトニンが増えず、不眠に陥りやすくなるそうです。そして、社会生活を営む人にとって困ってしまう「朝の眠気」も、夜間のブルーライトにが関係しているのだとか。目が冷めても脳内にメラトニンが残ってしまい、それで目覚めが悪い、昼間もしゃっきりしない、という状態になってしまうというから、これは由々しき事態ですな。
というわけで、対策としては、ブルーライトカットのメガネを着用する。ブルーライトをカットしているディスプレイを使う。就寝前はスマホなどをいじらず、穏やかに時間を過ごす。これらを実践することで、「眠れなーい」「起きられなーい」を防止できます。

で!

BenQの“アイケアディスプレイ”は、ブルーライトをカットする機能がついていて、しかも、使用している環境の光に応じて自動的に明度や色温度を調整してくれ(ブライトネスインテリジェンスPlus。略してB.I.+)、さらにちらつきを抑える「フリッカーフリー」機能まで搭載しているから、目に優しい! というわけなのです。

ブルーライトをカットしているかどうかは、ちょっと測定機器があるわけではないのでわかりかねるけど、フリッカーフリーはすぐに判別できた。なぜなら、スマホのカメラ越しに見てみると縞々が鮮明に見えるから。なので、ミラーリング元であるノートPCのディスプレイがいかに目を疲れさせるのか、ということがわかって愕然。対するBenQのフリッカーフリーディスプレイでは、スマホのカメラ越しにいくら目を凝らしてみてもちらつきが見られず、本当に目に優しいんだなぁと実感。今後のことを考えるとかなり大切な要素かもしれない。

こう考えた

以前モニターとしてお借りしたアイケアディスプレイ『PD2700Q』にももちろんフリッカーフリーやブルーライトカット、なんなら暗室モードとかアニメーションモードなんかもあったんだけど、ディスプレイ背面(正面から見て)右下にあるボタンを操作してモードを切り替えるのがかなり面倒くさかった。

そのため、窓からの明かりが入ってこなくなる日暮れ時や蛍光灯の明かりのみで作業するときでも明るさの調整などを結局しなかった。

でも、今回体験したEW2770QZでは、B.I.+機能付き。周りの明るさに合わせ、自動的に明度や色温度を調整してくれる。自分で設定する必要がないからアイケアディスプレイが持つポテンシャルを存分に堪能できるというわけ。何かにつけ面倒くさがりのわたしにとってはかなりありがたい。

そんなわけで、またしても買いたいものが増えてしまったのでしたw



AFFIDAMENTO BAGEL×Penelope(ペネロペ)が可愛い! コラボベーグルいただきました♪


どうも〜。粉もの大好きな管理人です! っていっても、お好み焼きとかたこ焼きじゃないよ。いや、それも好きだけど。

以前、「ベーグルウェンズデイ」と称して毎週水曜日にベーグル店のスタッフさんがベーグルやディップを持ってきてくださり、無料で従業員が配給(?)を受けられるという福利厚生のある会社にいたことがあり、それからベーグルが身近な存在にに。

そして、この夏は多摩センター駅近くにあるAFFIDAMENTO BAGEL(アフィダメントベーグル)にお邪魔してベーグルの手作り体験をすることもできました

同じ沿線ということもあり、よく行く複数のショッピングモールの催事場などに出店されていることもあり、見かけるたびについつい買ってしまう♪

そんなAFFIDAMENTO BAGELとPenelope(ペネロペ)が、ベーグルとして初コラボを果たしましたよ!

ペネロペ“初”のベーグルコラボ!ペネロペベーグル 9月19日(火) 発売開始

ペネロペはフランス生まれの絵本のキャラクター。うっかりもののコアラの女の子で、愛らしい失敗の数々が人気の秘密ですかね〜。国内では日本アニメーションがアニメ制作を手がけ、NHK Eテレで毎週水曜日17:20に放映されています。


コラボベーグル食べてみた♪

で!

「そんなペネロペとベーグルがどうやってコラボ!?」と思うでしょう!? わたしも思いました(笑)

でも、届いてみて納得。「ああ、これはペネロペだわ」と。

まず、『ペネロペベーグル チョコレートクレープ‐カスタード‐』。説明によれば、ペネロペの大好きなチョコレートクレープをイメージしたとのこと。

食べてみると、練り込まれているカスタードとチョコチップの甘さがたまらない! AFFIDAMENTO BAGELのベーグルは全体的に素材の味を感じられるものが多い印象なんだけど(感想は個人のものですw)、こちらはおやつ感覚で食べられる。ペネロペ好きなお子さんなら、「ペネロペと同じものを食べてる!」と喜んでもらえるのではないでしょうか。

続いて『ペネロペベーグル 紫いも&プレーン‐黒豆‐』。こちらは、ペネロペの双子の弟と妹の「タータ&フィーフィ」をイメージしたものだそうです。2色の生地が雰囲気出してる! しかも、白い毛並みのタータと紫色のフィーフィに色まで合わせている。

あと、個人的には練り込んである丸のままの黒豆が、ペネロペやタータ&フィーフィの可愛らしい鼻を表しているようで、食べていてなんともにんまりしてしまったw
断面
黒豆もチョコチップもたっぷり
実はこの紫いも&プレーンのほうは、催事場で何度か購入済み。スタッフさんが「噛めば噛むほど甘みが出て、わたしは好きですよ〜」とおっしゃるように、噛めば噛むほど小麦の素朴な味わいと黒豆のほんのりとした甘さが出てきて、「ゆっくり」食べるのを習慣づけるのに良いかも。
手前が紫いも&プレーン-黒豆-
ちらりと見える黒豆がキャラクターの鼻みたい♪
なので、朝食には紫いも&プレーンを、おやつにはチョコレートクレープがオススメ♪

コラボベーグルの特典はペネロペのオリジナルステッカー!

ちなみに、このAFFIDAMENTO BAGEL×Penelopeベーグルを購入すると、一回ごとに1枚のオリジナルステッカーが特典としてついてきます。

これも、ペネロペ好きとしては嬉しいのではないでしょうか。
下に見えるのがオリジナルステッカー
製品に貼ってあるシールも取っておきたいw
実店舗は多摩センター駅近くにあるけど、直接買いに行けない、という人向けに、AFFIDAMENTO BAGELではオンラインストアも出しているので、覗いてみてはいかがでしょうか。
正規コラボですよ〜
AFFIDAMENTO BAGEL ONLINE STORE

あ、9月10月限定のパンプキン&紫いものハロウィンベーグルもおいしかったので大人たちはそれを楽しむのも良いかもです。

2017年10月8日日曜日

人間離れした技はまさに超人――大迫力に驚いた「全日本トライアル選手権観戦ツアー」


毎度どうも! 普通二輪免許を取ってから、イベントで2回乗ったきりの管理人です!

モータースポーツの楽しさを広めることでは天下一品のヤマハ発動機さんからご招待いただいて、愛知県岡崎市にある「キョウセイドライバーランド」で開催された「全日本トライアル選手権観戦ツアー」に参加してきましたよ♪

画像
今回のお土産は新デザインのヤマハキャップとマフラータオル、そしてセンスのいい扇子

トライアルとは

昨年、ツインリンクもてぎでロードレースを、スポーツランドSUGOでモトクロスを観戦。今回は二輪レースのみっつめのもの、トライアルを初観戦です。

コースを周回するロードレースや、道なき道をモトクロスバイクで走るモトクロスレースはなんとなくわかるけど、「トライアル」とは……?

というわけで、トライアルレース観戦を楽しむミニレッスン。

先生は、新入社員、ピチピチの武藤さん。

簡単にいえば、ライディング技術の正確性を競うものだそうです。なので、みんなで一斉にスタートして、誰がどの順番でゴールに到着したか、ではなく、時間内に「セクション」と呼ばれる“難所”(本当は採点区間)をクリアできるかどうかが競われる。

いや、まさに難所。後ほど競技を観戦した際に「ここをバイクで登るんかい?!」と驚愕するようなコースでした。……って、これ、コースなのか?

セクションは全部で10〜15ほど。さらに攻略が難しいセクションふたつに「SS」セクションがあります。高さ2m近い垂直の壁とかね。

問題なく攻略できれば「Clean」。足を1回着いてしまったら減点1、2回なら減点2、3回なら減点3、失敗(転倒、後退、エンジン切れ、コースアウト)してしまった場合は5点が減点されます。

で!

合計得点の高い順に順位が決まる、というわけ。

セクションを走る順位は、いわゆる「下位」の選手から。なので、最初はハラハラ・ドキドキしながら見ることになりますな。

トライアルレースのルールはゴルフに似ていて、ホールを回るようにセクションを回り、キャディーさんを従えるようにアシスタントと組んで勝負をします。「どちらもイギリスが発祥だからかも?」とは、今年広報グループに異動になった堀江さん弁。こういう豆知識を教えてもらえるのもヤマハ発動機イベントのいいところ。

ちなみに、名古屋駅からキョウセイドライバーランドまで1時間半、出していただいた送迎バスの中で2016年のトライアルレース動画を見させていただいたんだけど、「こんなところ、バイクで登るんかい?!」だけじゃなく、失敗してしまってバイクが上から落ちてきたりとか、ものすごい傾斜地でバイクが倒れてしまってそれを引っ張り起こしたりとかいう場面もいくらかあった。バイクの重量を知ってしまったわたしたちは「どうやってあの重いものをあんなところで取り回すのか?!」と謎が頭の中をぐるぐる。

実はトライアル用のバイクはとても軽くできているのだそうです。どれも100kg未満。ちなみに、ヤマハ発動機のトライアル用マシン(TYS250Fi)は80kg未満にまで削ぎ落としているそうです。

軽ければ軽いほどいいのだけれど、最低ラインも決まっているとのことで、それは70kg。それより軽いものは認められないとのこと。そりゃそうだよね〜。

観戦中に聞いた追加情報としては、タイヤの空気圧はかなり低めに設定しているとか。高速走行では空気圧高めだけど、これは低速走行だし、低めの圧じゃないと接地面積が減ってしまうしね。

今日、特に応援したい選手はゼッケン2番の黒山健一選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)とゼッケン3番の野崎史高選手(YSP京葉×KWN OKUYAMA RACING)。1位につけている小川友幸選手(HRCクラブMITANI)を逆転できるのか?!



崖をバイクが登る!

いや、誇張でも何でもなく、本当に。崖を! バイクが! 登るんですよ! ジャッキー・チェンがたくさんいる! とか思ってしまった。

みんながみんな、スーパーマンなわけですよ。

こんな山や。

こんな崖や。

こんな岩をバイクで攻略していくわけですよ。コースじゃないところで、しかもバイクどころかスニーカーを履いた二足歩行していても転ぶのに!
上の3枚の写真でわかるように、コースのすぐそばまで近寄って観戦できます。だから、選手との距離がものすごく近い。バイクの排気ガスの臭い、タイヤが巻き上げる泥しぶき、砂埃などを感じながら見られる。

もちろん、うまくいけば選手の緊張感や失敗した時の悔しそうな顔、ちょっとおどけた顔なども見ることができます。アシスタントとの会話も聞こえるぐらい近い。だから迫力も、今まで観戦したレースとは桁違い。

初代全日本トライアル選手権チャンピオンで現在はYAMAHA FACTORY RACING TEAMの監督をつとめていらっしゃる木村治男さんが、要所となるセクションを選択してくださり(しかも解説付き!)、選手たちが攻略していく様子を観戦します。

ふたつの難所をじっくり観戦した後、上位10位以内の選手たちだけがトライできる最難関セクションの前に移動。ここで勝敗が分かれます。

決勝?!

30分ほど待っていると選手たちが三々五々集合。ヘルメットを脱いで、マシンも連れてきていない。どうやって攻めるかを確認しに来た、というわけですな。

念入りにチェックしたり、攻略方法をイメージしていく黒山選手。ときどきほかの選手と談笑もしていて、見ているわたしたちも、ちょっと緊張が和らぎました。


が!

いざ、競技が始まると、大きなタイヤを乗り越えられない選手や、そこを乗り越えたのに次のブロックで失敗してしまう選手も……。黒山選手の前に2人ほど垂直の壁を乗り越えられた選手がいたので「これならイケる!」とわたしたちの期待も高まります。

そして、黒山選手の番が……!





下って上るブロック、大きな2つのタイヤ、組み上げられた3つのブロックを難なく攻略し「こりゃ、安牌」と思っていたところ、最大の難所、垂直の壁のところで失敗。だけど、観客からは惜しみない拍手が送られていました。

実は、この試合の前に足を痛めていたという黒山選手。試合後、びっこを引いていたので「大丈夫ですか?」と声をおかけしたところ、「最後のところでさらに足をくじいてしまった」とのことでした。ううう、お大事にしてください……。

試合が終わって……
優勝は逃しましたが、見事3位に入賞。「マシンの調子も体の調子も整えて、今年最後のレースではてっぺん目指します!」という力強い言葉を表彰台の上から話していた黒山選手。ぜひとも優勝してほしい!

最後は黒山選手とその愛機を前に記念写真をパシャリ。

会社でチームを持っているところは珍しい、とのことだけど、「Revs Your Heart」のヤマハ発動機。またしてもわたしたちに感動を与えてくれました。

黒山選手を支えたマシン
こんなに華奢なのに、岩や崖を登っていくのだ