2025年1月8日水曜日

【猫】免疫介在性溶血性貧血で服用している「プレドニゾロン」(ステロイド)の副作用で糖尿病になった


 毎度どうも! 西へ東へ奔走中の管理人です!

いや、南北移動しかほとんどしていないんですけどね。

それはそうと、2022年2月にぐったりとしてしまい、「免疫介在性溶血性貧血」に罹患していることが判明した縞三毛メスの「珊瑚」。順調に赤血球やヘモグロビン値が高くなり、安定していたので、2024年春頃から免疫抑制剤でステロイド系の「プレドニゾロン」の量をものすごく減らしていた。それと同時に、免疫抑制剤の「ミコフェノール酸モフェチル」も減らしてもらっていた。

が!

2024年初夏が近づくにつれ、値は下降気味に。

そこで、本格的な夏を迎えた頃にプレドニゾロンの量をそれまで2日に1mgだったところを10mgに増やし、同時にミコフェノール酸モフェチルも倍量に、プレドニゾロンの副作用を抑えるため健肝薬「オルソ」、そして健胃薬「オメプラール」が処方された。

3カ月ほど、その状態で様子を見、その後、毎週通院して血液検査→薬の量の調整を続けていたんだけど、12月に入ってから、「プレドニゾロンの副作用が怖いので、肝臓の数値と血糖値も測りましょう」と測ったところ、ガンマGPT-4などがかなりやばいことに。

そこで、1錠250円なりの「シクロキャップ」に切り替えて、プレドニゾロンを徐々に減らしていくことになった。ただ、シクロキャップは効果が現れるまで4週間ほどかかるとのことで、すぐに切ることができない。

また、「珊瑚」は既に2回の輸血をしており、ドナー猫がもういない(アナフィラキシーショックを起こすため同じドナーからの血をもらえない)こともあり、慎重に減らしていく必要がある。

ってなわけで、プレドニゾロンの量を、1週間ごとに1.25mgずつ減らしているんだけど、かかりつけの先生としては、「珊瑚」の血糖値がかなり気になるご様子で。

「一時的なものだとは思うけど、念のため、珊瑚ちゃんの尿を採ってきてください」と、「ウロキャッチャー」なるものを渡された。スティックの先にスポンジが付いており、それを猫の尿に浸すことで採尿できるというものだ。


幸い、我が家の寝室には猫用システムトイレ「ニャンとも清潔トイレ」があるので、オシッコ受けのペットシーツを外しておけば自動的に尿だけがトレイに貯まる。そこへすかさずスポンジを浸せば良い。

不幸なことに、尿から大量の糖が検出され、ウロキャッチャーを持って行き、帰宅と同時に再度動物病院に呼び出されることになってしまった。あいやあいや。

インスリン注射を飼い主が打つ事態に

呼び出しの理由は「一時的なものかもしれないが、尿内に高い水準で糖が出ており、糖尿病になっている」「インスリン注射により、糖尿病を抑えられる」「ステロイドの副作用であれば、早期対策で、慢性化を防げる」というもの。

要は、注射の打ち方を教えるので、猫と一緒に来てね、というわけだ。

さらに、インスリンの注入量はその時の血糖値によって決めるので、血糖値のモニタリングが必要になる。そのため、「フリースタイルリブレ」というAppleAirTagsみたいな針のついたセンサーを猫に装着するため毛を刈るので、猫と一緒に来てね、そのままお預かりするからね、ということらしい。それにしても、Amazonには何でも売ってるなぁ。

猫へのインスリン注射は、首から背中にかけてどこでもいいからグッと皮をつまみ上げ、そこへ穿刺して行う。痛そうに見えるが「猫ちゃんにとっては全然痛くないから大丈夫ですよー」と先生。ホンマかいな。

とりあえず、注射針の準備から動物用インスリン「プロジンク」の扱い、薬剤の吸い上げ方と、穿刺方法を動画に撮らせてもらい、ガクブルしながら、「珊瑚」を置いて一旦帰宅した。

夕方、迎えに行くと脇腹にAppleAirTags……もとい、フリースタイルリブレのセンサーを取り付けられサイボーグ化した愛猫がそこにいた。

「おお、お前さんもサイボーグになってしまったか……」と涙していると(していない)、看護師から読み取り機の使い方を説明された。こんなところにもNFC!

などと感動していたが、タッチパネルの感度があまり良くないのと、充電がMicro USB Type-Bなのがいただけない。

とりあえず、午前中、連れてきたときにインスリン1ccを注射してもらい、462からグンと下がり、121に。その後、20時に打つ予定だったけど、血糖値が278であることを先生にSMSで伝えたところ、「今夜は打たなくて大丈夫です」とのことで初の注射を(その日は)免れることができた。ホッ


翌朝、7時にいつも通り餌を食べ、内服薬を「カルカン パウチ やわらかパテ」と一緒に摂り、約40分後に測った値を先生にSMSで伝えたところ、「0.5cc」で、との指示が。ひえぇ、初注射だよ。

緊張のあまり、「皮膚に刺すまで、絶対に触らないでね」と言われていたブランジャーと呼ばれる注射器のお尻を触ってしまい、薬液が針の先端から出てしまったので、新しい注射器を再度用意するというハプニングがあったものの、無事に注射を終えることができた。

いやぁ、実習ではできても、現場ではなかなかうまくいかないものですな。

大変ではあるものの、インスリンを少し投入しただけで下がっているので、先生からは「14日間の投与を考えていたけれど、それほどの期間は必要ないかも」と言ってもらえ一安心。何事もなく、糖尿病だけでも完治してくれればいいなぁと願う飼い主なのでありました。


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