って言う割には、スマートフォンについて、あんまり詳しいとは言えなかったりする。
ガラケー全盛期には、新しい端末が出るたび、最新カタログをもらってきてはニマニマとチェックしてたり、発表日にはケータイWatchのサイトを暇さえあれば再読み込みしたりしてた。
しょっちゅうショップに行くものだから、利用料や割引なんかも詳しくなってて、「ケータイショップで働きたい!」とか本気で考えたりもしていた(受かるか受からないか以前に年齢的にアウトだったが)。
ところが、iPhoneが出てからは、iPhoneだけで満足できちゃったせいで、ちっともほかの端末をチェックしなくなってしまったのですよね〜。その時から、頭の中で時間が止まったまま。最新端末とか、技術とか全然分からなくなってしまっていたのですよ。
しかも、出てきたばかりのAndroid端末は、お世辞にも素晴らしいとは言いづらく、がちゃがちゃだしかくかくだし、のろのろだし。
…と言いつつ、2.0以降は気になって、ハイブリッドケータイとか買っちゃったりするわけですよね。テンキー付きAndroid。
そして今では4.X。動きが速い!ウィジェットで、起動させて即座に今日の天気や直近の予定なんかが表示されるのはかなり便利。
価格もいろいろ揃ってて、だいぶ面白くなってきましたよね〜。ってことで、少しずつ、Android端末にも興味を持ちつつあったりするので、「Android Bazaar and Conference 2014(以下ABC)」に行ってみたわけですよ。
で!
話を聞きたかったのは、石川温さんの「MVNOとSIMフリー、2014年のスマホ業界動向」と遠藤諭さん、川田十夢さん、清水亮さんの「激論・未来とコンピューティングを換骨奪胎せよ!」。
石川さんのお話は、最近熱いSIMフリーに関するものだったので、有無を言わさず聴講したかった。
遠藤さんのは、単に遠藤さんにお会いしたかったからwだって、VAIO Pをあんなに愛していた方だったしwこの目でぜひ、拝見したかったのね〜。
さて、石川さんのお話。
ケータイジャーナリストの石川温さん そもそも1999年当時、ケータイに興味がなかったけど iモード発表会に広末涼子が来る、ということで 発表会に出席したのが事の始まりだとか |
SIMフリー、SIMフリーと最近ようやく一般メディアも取り上げるようになってきたから、それなりに認知されている…かと思いきや、使っている人はスマートフォン利用者の8%だとか。しかも、使っていても、本来のMNVO業者によるものよりキャリア関連のものの利用率のほうが高いとのこと。
誠Biz. IDでも「格安SIMカード」系の特集(?)を組んでいたりする。だけど8%。
総務省が本腰を入れて作ったマスコットキャラクター「しむし」 「どこで見られるんでしょうかねぇ?」と石川さん |
「皆さんみたいにマニアックな人たちは、2台目、3台目用に購入したりするんでしょうけどね(笑)もっと普通の人にも普通に使ってもらえるような整備が必要」と石川さん。海外のようにスーパーで普通に販売されるようになったらそれが叶うのでは?とのことだった。
アメリカの例 空港では自販機で、 ベストバイではパックに入れて、 普通に売っている |
スペインの例 キャリアショップでMVNOのSIMなどを扱う 店頭のタッチパネルでは 契約変更なども可能 |
ソチ五輪中のモスクワで SIMカードを自販機で売っていたり それが別の国のローミング用だったりして 「観光客にも優しい」 |
ただし、日本でMNVOが抱えている課題として
- 本人確認の緩和
- 技適マークの緩和
- 適正な競争
などを挙げていた。んー、本人確認はね〜、オレオレ詐欺のせいで、きつくなったからね〜、どうなんでしょうね〜。世の中に悪い人がいなくなれば、そんな規制もなくて済むんですけどね〜。いやですね〜。
技適については、まあ、技適ブロガーとして、なんとも言及しづらいんだけど、あれですよ、海外製の良い端末も日本で使えるようになればいいのにってことですね。週アスでしかベンチマーク見られないんじゃなくてw確かにわたしもLumia普通に使いたいですしね〜。
……おっといけない、AndroidのConferenceでした(∀`*ゞ)テヘッ
そして、適正な競争、とのことですが、docomoには「禁止行為規制」というのが課されているらしく、そのせいで「すべての」MVNO事業者「等しい」サービスを提供しなければならず、企業は価格を好きに付けられないらしい。ここらへん、あまり詳しく理解できなかったけど、簡単に言っちゃえばそういうことらしい。
ただ、競争、という点では、そろそろソフトバンクモバイルさんが、参入してくれるのでは?という予想をされているらしい。理由は、孫社長が「うちの回線はナンバーワンだ!」と言っているんだから、じゃあ、回線、他の事業者にも貸してあげてよ?というのと、「Androidシフトだ!」と宣言しているから、とのこと。
Androidシフトだ! |
16:15からは遠藤諭さん、川田十夢さん、清水亮さんの「激論・未来とコンピューティングを換骨奪胎せよ!」が始まった。
左:AR三兄弟の川田さん 右:みんな大好きアスキーの遠藤さん |
右下:清水さんはサンフランシスコから |
コンピューターのカンブリア紀はわずか4年。
これまでの銀塩カメラ→デジタルカメラ、カセット/CD/MDプレーヤー→デジタル音楽プレーヤー、フィーチャーフォン→スマートフォンの流れから、今後、下のような予測を立ててみた、とのこと。うん、タブレット。多分、入力の仕組みさえもっと整えば、がっつり来るとおもうのよね。ところで、赤外線キーボードの標準装備マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
……残り10分切ってたけど。
清水さんは「腕時計がうっとおしくて着けていられない」ので、スマートウォッチは苦手。でも、「メガネはもっと苦手だからどちらかを選べと言われたらスマートウォッチかなぁ。腕時計はだいたい使い方確立されているから、何となく理解しやすいしね。でもメガネって何?!だいたい、メガネなんてかけたがらない人多いわけだし、かけていても、いつもキレイにするためにメガネふき持ち歩いたりするのに、しょっちゅう触らなくちゃいけないとか有り得なくない?」と。
確かに。
それともう一つ、ウェアラブルコンピューティングってどうなの?と考えていらっしゃる理由に「あれって通知されるわけだよね。だれそれから電話だのメールだのって。自分から見たい時にアクセスすればいいんであって、いちいち通知されたら、そしてそれが見えたら、思考が一時中断しちゃうでしょ?それが苦手」とおっしゃっていた。
これも納得。
長いことiPhoneを使っていると、通知のLEDがなくて、本当に良いなぁ〜と思うわけですよ。チカチカとLEDが点滅する様はあまり精神衛生上よろしくない。
うーん、メガネ型コンピューターとか、未来的でかっこ良いなぁ〜と思っていたけど、そう考えると急に熱が冷めたというか。通信機能はあるけれど、人とのコミュニケーション用ではなく、地図情報とかお天気情報とか、知りたい時に知りたいことにアクセスできる、そんな使い方に限定されたものならばいいのかな〜などと都合よく考えたりして。
で、他人とのコミュニケーション用には、また別の端末をw
ああ、こうやって未来もガジェットが増えていくのね……。
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