2016年11月8日火曜日

意識させないデジタル文具 ワコムの『Bamboo Slate』『Bamboo Folio』先行体験イベントに行ってきた!


まいどどうも〜。新しもの好きの管理人です!

そーいえば昔、Macユーザー向けに「新しもの好きのダウンロード」というサイトが有りましたね。あ、今もありましたね。

ソフトも好きだけど、ハードも好き♡ でも、こんなにデジタルガジェットを好きになったのは、実は文房具好きな両親の影響を大きく受けたからなのよね。だから、子どものころから文具が大好きで、でもなかなか買える状況じゃなかったから封筒なんかはオリジナルで作ったりして……( ´ー`)フゥー...

そんなわけで、デジタル文具なんていうジャンルを放っておくわけがありません。大好物ですっ! 食べちゃいたいくらい!

などと考えていたら、ブログネタを提供してくださるiWire運営事務局から「『次世代型デジタル文具 「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」発売前先行体験イベント』に参加しませんか?」とのお知らせが。まあ、正確に書けば「参加したいんなら応募して」という内容なのですけどね。

で!

当選しました! 『次世代型デジタル文具 「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」発売前先行体験イベント』に! 鼻の穴も広がるってもんですよ!

ニヤニヤしながら当日を待っていたら、何やら堀正岳さんが怪しいツイートを……。
間違いない。知的生産を生業としている堀さんが絡んでいらっしゃる。このイベント、堀さんがいらっしゃるに違いない!

などとさらに鼻の穴を大きくしていざ当日!

想像をはるかに超えるデジアナ融合

実はあまり期待していなかったのです。今まで、メディアの中で仕事をしていたときにもさまざまなデジアナ文具に触れる機会があったのですが、「面白いし使いやすいけど、お金持ちじゃないと維持できないよね」っていうのが多かったから。

どういうことかというと
「使用するノートは専用のものでよろ」→ノート、幾らかなぁ……→700円!→orz
みたいな。

ところが、どうしたことでしょう。使用する紙はなんでもいいというのです。
スライドはワコムの人のもの
イベントのスピーカーとして登壇した堀さんは「デジタル文具というのはタブレット、ペン、ノートのいずれかにギミックがある。今回体験している『Bamboo Slate/Folio』の場合はタブレットとペン」と説明。しかし「ペンはワコム独自のデジタルペン技術『電磁誘導方式』を使っているため電池不要で、タブレットのみにギミックが仕掛けられていると言っても過言ではない」とのこと。

思い出したいのは、ワコムで発売しているペンタブレットのペンって電池が不要ということ。あれは電磁誘導(EMR Electromagnetic Resonace)方式といって、ペン内部にコイルが仕掛けられているから電池レス・コードレスで座標が取れる仕組みになっているのだそうです。
スライドはワコムの人のもの
それを活用して、間に紙を挟んで筆記できるようにしたのがこの『Bamboo Slate/Folio』
と考えられますな。

この『Bamboo Slate/Folio』はめちゃ軽。最も小さいタイプの『Bamboo Slate small』(A5サイズ)では264g。堀さんいわく「投げても壊れる心配をしないでいい」。

こういうデジタル文具の、安心して使えない欠点として

  • セットアップが大変で使うまでに時間がかかる
  • ペンが複雑でバッテリー切れしやすい
  • バッテリーが切れるのではとヒヤヒヤしていると使う気がなくなる
  • 専用ノートにしか書けないので利用シーンが限られる

というものを上げていました。

そして、ユーザーが気にする点として

  • どういう種類のデジタルノートなのか
  • 使い方
  • スマートフォンアプリが起動していなくても大丈夫か
  • 書き込める領域
  • 解像度や感圧の有無
  • ノート
  • 途中で中断してあとから書き足しても大丈夫か
  • アプリに編集機能があるかどうか、カラー対応はどうなっているか
  • デジタル化してからの使い方

をリストアップ。うむうむ。わたしも気になる。

そして2週間使ってみたところ、起動の速さ、十分な解像度が得られること、何度かに分けて書けること、アプリに筆順が記憶されておりその再生ができるだけでなく、例えば16画ある漢字の7画目までと8画から16画までの部分を別保存できること、後から合体もできること、OCRでテキスト化したりさまざまなクラウドサービスに対応していること、スマホが起動していなくても本体に保存されること、アプリを立ち上げていればリアルタイムでスマホに表示させられることなども体験し、十分実用に耐えられるものである、との結論を得られたと言います。


少しだけわたしも触らせてもらえたけど、紙に描いたものを忠実にスマホ上で再現しているし、何より筆順を分割できる機能が楽しい。

電源ボタンのそばにあるインジケータのLEDの光は強く、「むしろそれがいい」と堀さん。なぜなら「主張が強いから、つけ忘れの心配がない」と。

しかもバッテリーは長持ち。充電しながらでもOKのため、ガジェッターたちなら(常にモバイルバッテリーを持ち歩くため)安心して使える。

何より好きなノートを使える、というのがいいなぁ。紙が手元にない場合、飲食店に置いてあるペーパーナプキンでも問題ないとのこと。書いてすぐにポイができる。覚え書き用、取材用、アイデア用、いたずら書き用。いろんなノートを同じBamboo Slateで使える。これは大きい。

こんな使い方はどうだろう

さて、イベントでは「自分ならではの使用法や利用シーンを考えてみて」と促されました。

子どもがいるわけではないから実践できないのが残念なんだけど、これ、漢字の書き取り練習に最高じゃないですか?!

もちろん使うノートは学校で使うドリルや漢字書き取り帳。あのマス目の大きなやつね。Bamboo SlateまたはBamboo Folioの上にそれを敷いて自習してもらうの。

筆順が記録されるから、正しく書いているか一目瞭然じゃあないですか?!

うわぁ〜。学校の先生になりたーい!

もう1つ考えたのは、イラストを描く人向けのもの。ふたとおりあるんだけど、1つは絵師さんが自分の描き方を公開するために、もう1つはイラストがうまくなりたい人にレッスンとして筆順を残しておくもの。

Twitterを眺めていると、時々制作過程を動画に上げている人がいますよね。ビデオカメラを使って。

そんな大掛かりなことをしなくても、これなら普通に紙に描いてアプリで再生するだけ。アプリからは動画にエクスポートできないから、キャプチャ録画できるアプリが別途必要になってくるけど。

で、教えるのに使ったり、単に描き方公開に使ったりと夢は拡がるわけですよ。アニメも簡単に作れるかもね。描いたものをアプリで部分選択して移動させるのが簡単にできるし。

うう〜楽しそう。

紙に描いたものをそのまま取り込める文具を今までいろいろと物色してきたけど、ここまで「デジタル化」を意識させず自由度の高いデジタル文具ははじめてかもしれない。この年まで生きててよかった……そう思える出会いでした。

※この記事はワコムさんとiWireによる共同開催のイベントに参加したリポートです。ポチ。
インフルエンサーワイヤー

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