2022年5月18日水曜日

【猫】夜中の大運動会に注意(反省)


 毎度どうも! というテンションでもない管理人です!

我が家には、猫を飼いたくて飼いたくて、手っ取り早くペットショップで購入したアメリカンショートヘアの琥珀(1歳10カ月)と、「もう一匹、いたらいいよね」というタイミングで母猫から育児放棄されてしまった元野良の仔猫の珊瑚(11カ月)がいます。

琥珀の愛情表現にも慣れ、仲良くけんかしたり追いかけっこしたりするようになり、猫同士のことなので、と基本的に放置していたんですよね。一応、夜は寝室で一緒に寝るスタンスでしたが、最近は寝室を開放しつつ、キッチンとひとつづきのリビングへ通じる扉だけは閉じておく、という方法で、夜を過ごしていました。

リビングに入れなくても、階段を行ったり来たりするだけでも運動になるし。

寝室に閉じ込めているときには、おとなしくベッドの上、またはロッカーの高いところで寝ている猫も、なぜかドアが開いているとひとしきり大暴れする。本当に不思議。

などと考えていたある晩、ついうっかりリビングの扉を開けたまま就寝してしまった。しかも、ついうっかり、台所にガラス製のコーヒーサーバーを放置したままで。

夜の間はいつも閉まっているリビングの扉が開いていたからか、2匹ともテンションアップでヒートアップ。真夜中の2時50分頃。何かが落ちる大きな音で目が覚め、明かりをつけたら、ベッド周りから階段にかけて血の跡が……。

台所に行って、原因が判明。放置していたガラスポットを蹴落として割ってしまい、その破片をどちらか、あるいは両人(猫)が踏んで、足を切ってしまったようだった。

すぐさま、近くに寄ってきた琥珀をチェックしたら、こちらは異常なし。

珊瑚が見当たらない。でも、ベッド周りに血の跡がある。ということで、ベッド下を覗いてみたら、うずくまって一生懸命に手首(前足ともいう)を舐めている。こっちか。


さて、猫という生き物は、そもそも生命力の強い生き物で、けんかで怪我をするのは当たり前。怪我は寝て治す、という強さがある。

でもそれは、普通に血が止まったらの話。珊瑚は「非再生性免疫介在性貧血」を患っており、実際は赤血球だけでなく血小板の数も少ない。人間でいえば、貧血症状が出ているうえに血友病でもある、というイメージ。まあ、血友病ほどひどくはないんだけど。免疫抑制剤を服用し続けることで、どちらの数値もある程度維持できるし。

とはいえ、やはり健康な猫よりは血が止まりにくい。あと、免疫を下げる薬を服用しているから、感染症にもかかりやすい。傷口から細菌が入ったら大変、というわけなのです。

いつまでも止まらない血、舐め続ける珊瑚。応急処置のための道具がない我が家。

家から行ける距離にある夜間緊急受け入れをしている動物病院に片っ端から電話するも、どこも留守番電話。折り返しの電話もかかってこない。

舐める、逃げる、立ち止まっては手を高速で振る。飛び散る血しぶき。点々とフローリングにつく血の足跡。

とりあえず、止血をしなければということで、不織布マスクを適当な大きさに切り、二枚重ねにして傷口あたりを押さえる。その上から、粘着性伸縮包帯でさらに押さえる。それでも血があふれてくるので、さらにマスク生地と包帯でカバー。そのままでは噛みちぎってしまいかねないので、たまたま取っておいた空いているカップ麺のカップで、即席のエリザベスカラーを。即席麺だけに。

猫としては、なんだか血が出ているし、いきなりグルグルと変なものを腕(前足)に巻かれるし、しかも視界悪くなるしで、大パニック。後退しながらあちこちにぶつかりまくる。

このままでは、傷口が落ち着かない、ということで、病院に連れて行くときのペットケージにもなるリュック型ペットキャリーに入れる。キャリーは、すぐに目が合うよう、わたしの顔の近くに設置。猫が顔を上げるたびにネットの上から撫でるように手を置くことで、多少落ち着かせることができた。


キャリー内に跡があったので、しばらく血が止まらなかったみたいだけど、その1時間後、キャリー内で暴れる猫を解放したところ、包帯の血が乾いていたので、ようやく血が止まったようだった。

翌朝、SNSでつながっている、しかも近所に住む友人から、水曜日でもやっている、彼の愛犬たちのかかりつけの病院を教えてもらい、診てもらうことに。

傷口がだいぶふさがっていたこと、処置自体は正しかったもののも不織布マスクでは傷口についてしまうので、剥がすときにかさぶたごと剥がれてしまい、元の木阿弥になるから、ドレッシング加工(傷に張り付かない加工)のされたガーゼを使うといい、感染が心配であれば、抗生物質入り軟膏を塗る、など教えてもらいつつ、処置もしてもらうことができました。

血が止まる前に、肉球も舐めていたので、傷口が一箇所だけなのかもチェックしてほしい、と伝えたところ、ていねいに診てくれて、そのほかは異常なしであることを確認。「一箇所だけですけど、深いですね〜」とのこと。これも安心材料になりました。

ここからは反省。いつも閉めていた扉を開け放していたこと、台所に上がることがない猫たちだけど万が一を考えて、危険なものを放置しないよう気をつけていたのに割れやすいガラスポットを放置してしまっていたことが、今回の事件の最大の原因。動物、しかもほぼ野生に近い生き物である猫に「絶対的な安心」を求めてはいけないのに、それを忘れ、「うちの子は大丈夫」という慢心が、こういうスキを作ったのかなぁと考えています。

危ないところには近寄らないようにしておくこと、万が一、暴れながら近寄った場合でも危険が及ばないように環境を整えておくことの重大さを再認識させられました。

大事に至らなくて良かった……。そして、改めて、良いアドバイスをしてくれた友人に感謝!

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