毎度どうもっ! 山も海もいけちゃう管理人です! 高校生ぐらいまでは山ひとすじだったんだけど、おとなになって就いた仕事の休憩時間に、今は赤レンガ倉庫として開けている港(に停めた車の中)でお昼を食べるようになってからというもの、「海は落ち着くなぁ」とそのヒーリング効果に目覚めてしまい、海も好きになったのです♪ヒィィィィイイイイイリングッ!
2級小型船舶操縦士免許を取ってから、ボートを借りて出航しようとするたびに嵐がやってくるため、まともに船を出せたことがなく。でも、大海原に繰り出したい。
以前、末席に名を連ねさせてもらっていた元職場の人から「ヨットに乗りませんか」とご連絡をいただいてお邪魔したのが4月15日。ところが、当日は荒れまくりで、風速10mを記録するほど。ボートですら5mを超えたら「出港停止」になるので、風を受けて走るヨットならなおのこと……ですわね。
そんなわけで、1度は諦めたのですが! またもや、ご招待いただきまして! とうとう! ヨットで! 海に出られたのですよっ!
(∩´∀`)∩ワーイ
もやりながらもいい天気
当日の朝、目が覚めたときには「あれ、これ、曇っていて今にも降り出しそうだなぁ」というぐらいに空が暗かったんだけど、ヨットを停めてある港の最寄り駅 三浦海岸駅に着いたときには青空も見えるぐらいになっていた。太陽が顔を出すもんだから、気温もぐんぐん上がってきて汗だく状態。あ、わたしは太陽関係なく汗だくでした(ノω・)テヘ
さて、ここからはご招待くださった人を「キャプテン」(船長)、その奥さまを「奥さん」と呼んで進めていきますよっ。
港を管理する事務局で、キャプテンが乗船名簿に記録している間、わたしたちはトイレに入っておいたり陸にいる間に買えるものを買っておいたり。
それからヨットに向かいます。
到着後、すぐに出航というわけにはいかない。準備がめっちゃあるのね。帆を保護しているカバーを取り除き、まとめるために結わえていたロープを外す。舵を取るための棒「ティラー」のカバーも外す。キャビンの鍵を開け入れるようにする。衝撃から船体を守るため船の両脇にそれぞれ2〜3個あるフェンダーをすぐに格納できるよう、それぞれ2箇所結んであるロープの1箇所を外しておく。日の出日の入りの時刻や満潮干潮の時刻、予想風速など航海に必要な情報をホワイトボードに書き出す。エンジンをかけて暖気する。……などなど。
これだけで、キャプテンはもう汗だく。海にドボンと入ったかのような。
そしてようやく係留してあったロープを解き、出航です!
筋状雲がたくさん出ていて、スッキリとした快晴というわけではなかったんだけど、おかげで彩雲をたくさん見ることができましたよ。
まさに海の上を滑るような感覚
体験前、「パワーボート(エンジンを積んでいるボート)とヨットでは全然感覚が違うから」とキャプテンから言われていたんだけど、その意味があまりよくわかっていなかった。っていうか、エンジン付きボートしか乗ったことないから、全く予想できなかったというか。今回の航海では、最初こそエンジンの力を使って進んでいったんだけど、途中から完全に帆に受ける風だけを動力源に移動できた。どのぐらい静かかというと……まあ、こんな感じですよ。これでちゃんと進んでいるんですから。
午後3時くらいから良い風が吹いてきたんだけど、わたしの時間の都合で引き返してもらうことに。申し訳ない。
陸の気温は高いはずなんだけど(観測では30℃超え!)、海の上はものすごいさわやか。風が少し吹いているのもあるけど、気温自体が低く感じられる。周りは水だらけなのに湿度を感じないのが不思議。
ときどき飛び跳ねる魚のキラッと光るウロコや、海鳥たちが波の上を滑るように飛んでいく姿などをのんびり楽しみながらの航海。
キャプテンは、タッキングのたびにあっちのロープを緩め、こっちのロープを引き、と大変そうでしたが……^^;
そして、真夏で太陽が照りつけていると、デッキにいるわたしたちはこんがりいい感じに焼けてきます。なので、帽子、サングラス、長袖長ズボンは必須。あ、日焼けしたいという人は肌を露出していても全然かまわないんだけど。
帰路は、城ヶ島を大回りせず、橋をくぐって三崎港を通過することに。活気のある三崎を海から眺めるというのもなかなか新鮮な体験でしたよ♪
港に戻ってきてヨットを岸に係留してからは、下船準備。帆を降ろし、まとめ、ロープでくくり、カバーをかける。ティラーも同じようにカバーをかけ、左右に動かないようにロープで固定。台風が近づいているということで、いつもの2倍のロープを使って岸と船をつないでおく。
ロープを2本使うときの注意点は、すでに岸と船の間を渡してあるロープと同じテンションになるようにすることだそうです。一方のテンションが高いと、そちらが先に切れてしまい、結局1本使いしているのと変わりない状態になってしまうからだとか。勉強になるなぁ。
キャプテン、几帳面 |
というか、いつもはレンタルボートにしか乗っていなかったし、もしくはレンタルしたボートに乗せてもらうことしかしていなかったから、本来であれば乗るときも降りるときも結構な時間がかかるものだったのですね。改めて、マリーナの皆さんに感謝。
陸に上がって、バスを待つ頃にはすっかり日が暮れて、かなり丸い月が東に出ていました。
はじめての帆走体験。ジリジリと照りつける太陽より、「気持ちいい!」のほうが上回りました。今回は、帽子もサングラスもお借りしてしまったので、次回があれば、準備万端で臨みたいと思います!
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