カルビー5/8チップっていうのがあったけど、どっちのほうが比率が高いでしょうかねっ?通分しないとわからないですねっ!通分なんて言葉、久しぶりに使いましたよっと。
…残念、5/8チップにわたしの仕事は負けたらしい。
それはともかく、7月3日から5日まで東京ビッグサイトで開催されていた国際電子出版EXPOに行ってきましたよっと。
3日間足を運ぶことを許されたので、多分、上司にとってはあまり興味がないだろうなぁと思えるようなところを中心に見て回って話を聞いてきたん。
多分、意識しなくとも、そういうところを回っていたんじゃないかと思うけど。未だにユーザー目線だし。
で、開催中に書ければよかったけど、書けなくて、時機を逸してしまった感があるけど、自分的に「これはもっと進めて欲しいなぁ」と思った取り組みとかちょっとだけ書きたいのね。
ただし、写真は掲載しませんの。写真は仕事時間中に撮影したものなので、ここの華やぎのために使用するのはアンフェアだと思うから。
待合室の雑誌がデジタルになった
んーと、まずはパピレスさん。電子貸本Renta!でおなじみですな。おなじみじゃないとか、そこ、言わない( ⁰⊖⁰)ギロッ
外国向けにも精力的に配信しているけど、そればかりではなく、「施設の休憩ラウンジ」で読み放題、というサービスを提供していた。
ん〜、説明が下手だなぁ。あの、ほら、病院の待合室とか、スーパー銭湯の休憩所とかにラックに入った雑誌類があったりするでしょ。「お、あの号、出ているのか!」と取りに席を立った瞬間別の人の手に渡っちゃったりなんかしてね。ああ悔しい。
そんなことを経験したりしなかったりする、静かなバトルが繰り広げられている「待ち時間」の場所。
そこに、iPadを十数台置いて、そこにインストールしておいた「フリーディア」というアプリを立ち上げると、あら、雑誌と漫画が読み放題。
もちろん、どの雑誌でも、というわけではなく、その施設にあわせてカスタマイズしたタイトルになるんだけど、現在、そのサービスを導入しているところでは雑誌と漫画、合わせて180冊を閲覧できるという。180冊!読みきれない!
で、「タイトル」なので、例えば…うーん…「Newton」だったらそれで1タイトル。読みたいなぁと思いタップするとバックナンバーまで読めてしまう!もちろんこちらは、版元の許可されている期間分のバックナンバーなんだけど、それでも太っ腹。登録してある雑誌類は一応バックナンバー読めるから、「あの号のあの記事、見逃しちゃったのよね〜」とちょうどその施設を訪れた人が思っていたとしたら、かなりラッキー。すごいこじつけ。
ちなみに、現在そのサービスを導入している施設はひとつだけで、LaQuaさんだそう。16台のiPadがあなたのお越しをお待ちしています♡
小さい出版社を救え!
東京生まれの神奈川育ち。福島と福岡の違いがよく分からなかった自分も、福島に10年以上住んでみて、地方の大変さをいろいろと実感した。
というか、地方の出版社があるとか知らなかったし。たまたま仕事で知り合った女社長が本を出して、「読んでみてね〜」と大々的に告知していたけど、売られているのは全国チェーンではない小さな本屋さんだけ。不思議に思ったら、その地域の出版社刊だったからのようで。なるほど。
そういうところで、小さな出版社があるということを認識したんだけど、それにしてもまあ、多いこと多いこと…。こんなんでみんな会社がよく成り立つなぁとますます謎が謎を呼ぶ事態に。
それはそうと、貴重な郷土資料などを発行しているところもある。役所とかでは欠かせない存在なのかもしれない。
で!
そういうところで発行している書籍は電子化されていない!
その手の書籍は高価な上、その手の出版社から送ってもらうとなると送料がかかるし、届くのに少し時間がかかるイメージ。
電子書籍化しちゃいなYO!とか思うんだけど、そんなリソース割いていられないし、お金もないし、そもそもどうやって売るの?という問題もあるのだろうね。
ってなわけで、ZYYX(ジークス)さんとかConTenDo(コンテンドウ)さんとか。
別に、電子書籍化して販売サイトの立ち上げも手伝いますよ、という出展者はたくさんあったのだけど、なんというかこれはもう、単なる「俺フィルター」。
パンフレット見る限りではZYYXでは電子書籍化について何も書かれていないし、サイトでも明言されていないので、あくまでも販売サイト立ちあげなのでしょうなぁ。出版社が持っている電子書籍をDRMつけて配信できるようにする。
ちなみに、販売サイトはWebブラウザ上で表示。購入した書籍はSHARPのbook in the boxで閲覧。できるだけ安価に請負いますよ〜とのことだった。
それから、ConTenDoは、電子書籍化とストア制作とプラスアルファを組み合わせたサービスを展開するとのこと。ストアはConTenDo_MALLという新しくサービス開始するモールサイト内に表示され、ユーザーはそのサイトで様々なストアを目にし、好みのところで購入できる、というわけ。
ん〜、言ってみれば、楽天みたいな感じかな〜。「楽天市場」という巨大モールにいろいろなお店が入っているように、ConTenDo_MALLにいろいろな出版社のストアが入っている感じ。
で、新着とかはどのストアとか関係なくトップページに表示される。いちいち各ストアに入って確認する必要はない。
このサービスでユニークだと思ったのは「読書のみち」という名前の機能で、登録した電子書籍の全文検索ができる、というもの。
例えば「『曹操』って、どの本に登場していたっけか…」という場合でも、ここにその単語を入れて検索してあげれば、「曹操」の出てくる書籍が一覧で表示されるというもの。UIがやたらと和風なところも良かった。
で、このモールに登録されたストアの書籍はすべてこの対象になるという。つまり、この機能込みのサービス、ってことですな。
初期費用には100タイトルの電子書籍化と配信準備費用が含まれていて安く、そして販売手数料もかなり安く。決済システムも提供するから、当然、そちらの手数料が取られたりしてしまうんだけど、そこに5%上乗せするだけ、とのことだった。「それ以上取ったら、出版社さんの負担になってしまうでしょ?」と。良心的!社長とお話させてもらったんだけど、これがまたまあ物腰の柔らかな方で…。
記事にできなかったのが、ほんと、悔やまれる。もっと仕事が早ければ、見て回ったいろいろなブースのことを書けたのになぁ…と。来年には、もっと詳しくなっているだろうし、仕事にも慣れているはずだろうから、もっといろいろ書きたいなぁ、と思うのでありましまし。
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