4月27日にAmazonタブレット「Fire HD 10(第11世代)」が発表されましたね! 同時に、10インチでは初となる「Plus」も発表。Anker製のワイヤレス充電スタンドを使えば、ケーブルを挿さなくても充電できるし、無印よりメモリが1GB大きいから、ということで、そちらを選んだ人もいるんじゃないでしょうか。
わたしは、スレート(いわゆるブラック)しか色を選べないPlusより、自分好みのものを選べる無印にしました。カラーはオリーブグリーン。ようやく緑の時代がキタ、という感じですな。
で!
この第11世代では、たぶんFireタブレット史上初となる専用キーボードも発表されました。専用といっても、「Made for Amazon」(Mfiじゃないんだからw)を冠したサードパーティ製。Fintieというところが作ったようですな。価格がめっちゃ安いん。5980円だって。
で!
しかも、Microsoft 365を同梱したFire HD 10 エッセンシャルセットなるものも発表。最安の構成で、2万4980円というじゃあありませんか。
もっとも、PCを持っていないのであれば、これはトゥーマッチ。というのも、Fire HD端末だけで使うのであれば、モバイルOfficeアプリはもともと無料で使えるから。ただ、ビジネスには使っちゃだめよ、という制限はあったけど。
このエッセンシャルセットのすごいところは、同じMicrosoftアカウントと紐づけているPCであれば上限なしでOfficeをインストールできるところ。PCで使えるOffice×クラウドストレージ「OneDrive」1TBを1年間利用できるサブスクリプション契約を結べてしまうところなのですよ。
ちなみに、OneDriveは5GBまでなら、Microsoftアカウント所有者は全員無料で使えて、もっと使いたい場合は100GBを224円/月で契約する必要がある。
それを1TB使えて、さらにOfficeまで使えて、タブレットとキーボードまで付いて2万4980円。Microsoft 365 Personal 1年分のAmazonでのオンラインコード版価格は1万2019円だから、全部足すと本当は3万3979円なのに、2万4980円。約9000円お得だし、約3000円でMicrosoft 365が手に入るという計算になる。素敵。
さて、第11世代のFire HD 10の使い心地だけど、動画視聴や音楽再生は、これまで同様の印象。音がいいとか悪いとか、人はときどき口にするけど、そういうことってわたしにはよくわからない。「ボリュームを上げたときに割れてなければいいんじゃない?」くらいなもんで。あ、Fire HD 10では音割れしませんよ、念のため。
「やったー!」と思ったポイントはふたつ。
ひとつは画面分割に対応したこと。2つのアプリを同時表示できるようになったので、片方でツイッターを表示しながらWebブラウジングができるようになりました。
もうひとつは、デフォルトで物理キーボードからかな入力できるようになったこと。
それぞれちょいと方法を紹介しますね。
画面分割の方法
複数のアプリをバックグラウンドで立ち上げた状態で、ナビゲーションバーのタスクボタンをタップします。すると、起動中アプリリストが表示されるのですが、各アプリの上部にアプリアイコンがあるのがわかります。
タップすると「情報」「画面分割」と表示されるので、画面分割を選びましょう。
なお、それ以外をタップしてしまうと、普通にそのアプリだけが全面表示されるので注意が必要です。
1番目のアプリが左側に表示されたら、背後に表示されているものの中から2番目をタップして選びます。
これで、2つのアプリを同時に表示する画面分割ができました。
なお、2つめのアプリを入れ換えたいときは、ナビゲーションバーのタスクボタン(一時停止⏸️ボタンとして表示)をタップし、背後に表示されているアプリの中から任意のものを選びます。
画面分割をやめたいときには、タスクボタンまたはホームボタンをタップしたあと、左側のアプリのサイズ変更スライダーを左側へスワイプします。
試してみたところでは、左右を入れ替えることはできませんでした。そこはちょっと改善してほしいところですね。
かな入力に切り替える方法
物理キーボードを接続しても、Androidタブレットではかな入力できないものが大多数でしょう。もちろん、サードパーティー製のIMEを使えば解決するんですが。
今まではFire HDタブレットもそうでした。
が!
デフォルトで対応するようになったんですっ!
方法は簡単。
まず、物理キーボードを用意して接続しておきましょう。
繋がったのが確認できたら、Fire HD 10の設定画面を開きます。
そこから[端末オプション]-[キーボードと言語]-[現在のキーボードの設定]-[キー操作]-[ハードウェアキーボード]と進み
[ローマ字入力/かな入力]から切り替えます。
すると、物理キーボードでかな入力ができるようになるじゃあありませんか。
[キーボードと言語]-[物理キーボード]-[ Fintie Keyboard]←今、接続しているキーボード-[キーボードのレイアウトを設定]-[キーボードレイアウト]で、「日本語」を選んでおけば、USキーではなくJISキーボード配列を使っている人でも、違和感なくタイピングできるようになりますよ。
Fireタブレット、いくつも持っているし、しかも10インチのは第9世代も持っているし、購入するかどうかすごい悩んでいたんだけど、買ってよかった。
なお、第9世代のFire HD 10は、専用キーボードカバーにハマらないので、注意。あと、第9世代でもかな入力できました(笑)。ホワイトなので、ロジクールのK480と合わせて使っています。むしろ、こっちのほうが専用キーボードより打ちやすい。何より安いし。
専用キーボードは、機能キーを除く最上段の配置が微妙なため、ちょっと慣れが必要だけど、なんとかなりそうな雰囲気。もっとも、ローマ字入力の人にとっては全然気にしなくてもいいレベルだと思う。膝の上でも問題なくタッチタイピングできるのではないでしょうか。
そんなこんなで、Amazonプライムデーもそろそろだし、迷っているなら買うべし買うべし。エッセンシャルセットが値引きになるかはわからないけどね!