2013年4月10日水曜日

要精密検査→検査とか行ってきた→そして…

健康診断で「至急要精密検査」との烙印を押されてしまった管理人です。

一病息災と言いまして、治すことのできないものを抱えているから、それ以外の部分については健康を保とうと努力していまして、そのためか、内臓系などはいたって元気。多少、腎機能とかが低下することはあっても、殆どの人は気にしていないだけで、日常茶飯事だったりして、大抵は水を多めに飲むとかという対処をすれば一週間もしないで回復するものです。

さて、先日の健康診断で「至急要精密検査」と出てしまったのは、腫瘍マーカー検査の「SCC抗原」の値が異常だったためでした。

「SCC」とは「squamous cell carcinoma」の略で、扁平上皮癌のことだそうです。この「扁平上皮」というのは…人体の器官はすべて細胞がたくさん集まってできているわけですが、内蔵を構成するときと、いわゆる平らな面(肺とか子宮頸部など)を構成するときとではその様子が異なり、簡単に言ってしまえばお肌の細胞のモデル図があるけど、ああいう感じに平らな細胞が積み重なっているのが「扁平上皮」でその細胞で構成されている部分が癌になると「SCC」が多く血液内に放出され、値が高くなる…ということらしいです。

忙しいお医者さんが早口で説明してくれたところによれば、そんな感じですな。

で!も!

こういう値っていうのは、案外上下するものだから、もう一度詳しく検査しましょうねと、再度血液検査をしてもらうことに。

そして、「検査って、診療ではないから、自費ですよね?」と電話予約の時に恐る恐る尋ねたら、受付の人が「ほとんどの検査は保険診療でまかなえますよ。自費しか適用されないものもあるかもしれませんが、それは医師の判断にもよりますので、詳しくはいらしてからお尋ねください」とわたしとしては心強い返事。

実際、ほとんどの検査は3割負担の保険診療内でやってもらえました。ただ、今まで一度も受けたことがないと言ったら、「ピロリ菌」の検査を勧められ、そちらは自費。とはいえ、3000円台。

女性の癌で多いのは、現在では

  1. 大腸がん
  2. 胃がん
  3. 肺がん

の順番だそうで、便潜血反応がなかったのと、先回の健康診断に「胃」が含まれていないということで、一応念の為に検査をしてもらいました。

もろもろの結果が出るのは来週とのことで、また東京駅まで出かけなくちゃ〜。あ〜楽しみ〜。

で、直近で困ったことがちょっとあり、それを解決するために、ハキハキとした美しい女医さんから「ん〜、二通りあるのよね〜。10日間忘れずに薬を飲むか、それとも注射を一発して済ませるか」と二者択一を迫られまして。「う〜、生活が不規則で、ちゃんと飲めるという自信がないので、注射で…」と言うと「注射?筋肉注射だけど、いい?」「うっ…筋肉注射…ですかっ…?」「そう、筋肉注射」。

あの、ある程度の年代の人なら分かると思うのですが、インフルエンザの予防接種、あれ、筋肉注射なのですよね。子供の頃、毎年学校にお医者さんが来て、無料で射ってくれたあれです。あれ、痛いですよね?

静脈に注射されるのは慣れているんですよ。っていうか、血液検査をする時にはいつも静脈に針を刺しますし。しかも、2ヶ月近く場所を変えて針を入れっぱなしにしていた実績もありますから、静脈注射とか皮下注射なら良いのです。

でも…筋肉注射…

仕方ない、俺も男だ、一度そうと言ったら、覆さんっ!

ということで、注射することにし、処置室へ。

処置室では看護師さんが、「はい、これが今日入れるお薬ですね〜。ご覧のようにドロッとしているから、かなり痛いですよ〜。肩と腰、どっちにしますか?」とのたまわれまして。「えっ?腰…ですか?」「そう、これ、こういう液だから、処置後にひどい筋肉痛のような症状になってしまって、肩にすると肩が上がらなくなってしまうっていうこともあるんですよね〜。だから、腰にするのをお勧めしているんですよ〜
?」

腰の筋肉に注射とは…お尻じゃないのか…腰なのか…。

「いや、腰って…初体験ですし初耳なんですけど」「最近では一般的ですね〜。どうされます?」「じゃ、じゃあ(ネタになるから)腰で…」…

ということで、腰に筋肉注射をすることになり、カーテン向こうの台の上に。

「横たわりますか?」と尋ねたら「座ったままで結構ですよ〜」と言われ、ワンピースだったのでまくりあげて見せる。
ここ
「腰」と言っても、場所的には「臀部」に近いところで、立った状態でキュッと力を入れたときに引き締まるのを最も感じる部位ですな。

…痛い…薬剤が注入されるのが分かって…更に痛い…これは…

幸い、筋肉痛のような症状にはならなかったけれど、背負っていたデイパックが時々当たって痛かったりとかして、いやこれは、一度は経験してみるものだなぁと思ったりはしませんでした。

わずか数分でいろんな決断を迫られるという貴重な体験をした一日でした。

ちなみに、わたしのかかりつけの病院は丸の内クリニックというところで、病院というより診療所なんだけど、内科、消化器科、婦人科、皮膚科などいろんな科の受診ができ、なおかつ予約すればそれらをまたいで受診するのもスムーズなので時間短縮には良いと感じています。

ドクターたちも、インフォームド・コンセントがしっかり出来ている感じですしね。土曜日でも人間ドックやっていますよ〜!と受付で宣伝していましたw

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