本就職できないから本を読む…なんつって。
それはともかく、最近、一度も会社という組織に帰属したことがない、フリーランサーで、しかも若く、周りからの批判をなかなか受け入れようとしないという人が話題になっているようで、現実社会でもネット社会でも意見が合わなさそう、かつ、関わる必要がない人のことは、基本的にスルーするというスルー力を身に着けているので、特に突っ込んだりはしないのだけれど、個人的に「フリーランス」とか「ノマドワーカー」とかを「自由だ!」と言って若い人に勧めたりして、若者が感化されてしまうのはどうかなぁ…と思うところではある。
わたしも個人事業主としての経験がないわけではないのだが、それでも定期的に必ず発注があるということが分かっているからこそやっていたわけであって、そこにはお互いの信頼関係と、わたしのドライバーとしての(!)それなりのスキルがあったからであって、そういうのがなければ、自営業なんて恐ろしくてできなかったと思う。
そんなことをツラツラと、しかもぼんやりと考えいたときに、TwitterだかFacebookだかのTLで流れてきた、とある人のブログエントリーが目に止まった。
…今朝のことなのに、どなたのブログだったか忘れてしまって…申し訳ない…。
その方のブログを読んでいて、まず一冊目にとある書籍の名前が出てきて、そしてその次にその方にAmazonが別の本をサジェストしてきた、それがまたその方の意を汲み取ったような書籍で…
それがこの『ノマドと社畜 ~ポスト3.11の働き方を真剣に考える』だったのだ。
わたしとしては、その一冊目より、こっちの書籍のほうが気になってしまい、早速Amazonへ。
こういう時、ワンクリック購入はありがたい。全く、こんな貧乏なのに購入してしまった(笑)
で、いつもはむき出しになっているiPad 第2世代にお着物を着せ、通勤時間に読むことにした。
何とも爽快!こりゃ結構!
スキルもないのに、また経験もないのに「ノマドワーカー」として働くことの危険性について、また「ノマドワーキングを認めろ!」と声高に主張する人たちは自分たちの首を絞めているということを論理的に斬っている。
それから、ほとんどのそういうセミナーが、「ノマド商法」と言えるようなもので、お金は取るけれど、内容的にはあまり意味が無い、それなら「戦術」について教えたほうがよっぽど価値がある、というようなことも書いてあった。
なるほど。夢だけでは食っていけないのだよ。夢を食うのはバクぐらいに任せておいて、何が必要で、どういう危険があって、どのような作業を伴うかという現実を見なければならないのだよ。
わたしみたいにだらしがない人間には、実際には向かないのだよなぁ〜。会社員やっている方がいいんだよなぁ〜。などと思いつつ読んでいた。
経理作業が苦手なので、知り合いのフリーランスの人が「請求書、請求書…」とかつぶやいているのを見ると、「ああ、そんな作業、ムリポ…」と怖気付いてしまうのだ。
ノマドワーキングに憧れる人!そういう細かい作業も必要なのだよ!と、この書籍を読んで裏付けを得たような気がする。
それはそうと、会社員としての在宅勤務というのはかなり魅力的。この著者さんもそれについては肯定的で、何というか…わたしの考えがものすごくズレていたりするわけではなかったのだな、と少し安心したというか。
読書感想文が苦手だから、こういう読書後のレビューというのも苦手なのだけれど、
- 全くのフリーランスとしてのノマド
- 会社に在籍してのノマド
という二つの「通勤しない働き方」の違いと善し悪しについてよく論じられていて、本当にっ!若い人にっ!特に学生さんにっ!読んでもらいたい一冊だなぁ…と感じた。
とにかく、勉強が嫌いでは、何事も成功しないのだよ。若いうちに、いろいろと身に着けておき給へ。えっへん。
2013年1月29日1:23追記
何としたことか、著者さんの名前の記載漏れです!
こちらの書籍の著者:谷本真由美 さん
Twitterでもかなり有名な方(かた)みたいですね。こういう冷製で論理的な女性には憧れます。
「えっへん」どころじゃないよ(笑)
2013年1月29日1:23追記
何としたことか、著者さんの名前の記載漏れです!
こちらの書籍の著者:谷本真由美 さん
Twitterでもかなり有名な方(かた)みたいですね。こういう冷製で論理的な女性には憧れます。
「えっへん」どころじゃないよ(笑)
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