秋刀魚とかは安い時に幼い頃からよく食卓に上っていたんだけれど、小学3年生のとき、同い年の友人が家に来て、夕食に秋刀魚を出したら、一向に手を出さない。どうしたのかと思い、母が尋ねたら「骨があるから食べられない…」とのことだった。
子どもにまるごと出すのは、珍しいのかしらね〜。
さて、秋から冬の入口にかけては秋刀魚が安いから焼いたり煮たりと大活躍だけれど(もちろん、彼にとっては「活躍」とは言えない)、それ以外だと、昔はよく鰯も食べた。
イワシ…魚へんに弱いと書いて鰯。…よわし?
あの、網にかかって、船に揚げたらすぐ死んじゃうから「よわし」だとか、網にかかったらウロコがすぐに剥がれてしまうから「よわし」だとかいろいろ聞いたけど、実際のところ、どうなんでしょうね?
で!も!
栄養は「弱く」ないっ!青魚特有のDHAやEPAといった成分が多く含まれ、頭がイイ人はさらに良く、そうでない人もそれなりの働きをしてくれたりとか、肝機能を高めるのにも良いとか、言われてるのね。
もちろん、それを食べるだけで何の努力もしなければ意味はないと思うけど♪
さてさて、そんな鰯。昔はとても安かったけど、最近は乱獲のためか、漁獲量が減っていて高いみたいね〜。一尾50円位で売ってたような気がしたんだけど…子どもの時は…。3年くらい前に100円で売られていて「ひょ〜」となった記憶がある。
さてさて、そんな鰯。先日、豚肉を買おうと思って、割と安売りをしているスーパーに行ったら、5尾199円で販売されていた。
こ・れ・はっ!と思い、豚肉をやめて、鰯にした。
その鰯、ハラワタは食べないけど、それ以外はできればまるごと食べちゃいたい。
んーと、記憶によれば、青魚のその頭のよくなる成分、DHAって、魚の頭部、特に目の後ろ辺りに多く含まれるって聞いたような。
というわけで、まるごと頂ける、「圧力鍋レシピ」でございます。
材料
- イワシ-5尾
- お酢-100cc
- 梅干-7粒
- 生姜-薄切りスライス7枚
- 砂糖-大さじ2
- 醤油-大さじ1
- 酒-適量
作り方
- イワシは頭を切り落とし、ハラワタを取り除き、冷水でよく洗っておく
- 梅干は適当に潰しておく
- クッキングシートを底に敷いた圧力鍋にイワシの胴体と頭を並べて入れる
- その上に生姜と梅干を散らす
- 砂糖、酒、お酢、醤油を入れ、全体がかぶるくらいの液量になるよう、水を加える
- 蓋を閉め強火にかける
- 圧力がかかりおもりが回り始めたら、おもりの動きが止まらない程度の火加減でさらに7分加熱
- 圧力ピンが落ちたら蓋を開け、液量が鍋底から1センチ程度になるまで弱火で煮詰める
なお、酒と生姜は魚の臭みを取るためなので、生姜のほうが苦手、という人は入れなくてもいいかも。砂糖はいつもはそんなに入れないんだけれど、いわしの缶詰みたいな味にしたかったので、今回は入れてみた。
お酢とか梅干が入ってるので、かなり日持ちするのね。密閉容器に入れて冷蔵庫でまるまる1週間は大丈夫。10日くらいは余裕で持つ。(ただし、食べるときは食べる分量だけ皿に盛り、保存しておくものは速やかに冷蔵庫に戻すように。温度差があると、食品は腐りやすくなる。)
それと、お酢を入れることで、減塩効果も狙ってるのね。せっかく降圧効果があるとされているイワシペプチドの入った材料だもの。最大限の効果が得られるように調理したい。
頭の部分もシャクッと食べやすいし、当然骨も柔らかく頂ける。DHAも、カルシウムも!というゼイタクメニュー。
はじめから砂糖を入れることで、身が崩れにくくなるみたいで、さらに、クッキングシートを底に敷いたことで、焦げ付いたりせず、見た目も綺麗に盛りつけられる。
ハラワタを取る作業だけ乗り越えられれば後は簡単!お肉に飽きたら、サクっと作ってムシャッといっちゃいましょう。
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