2012年12月14日金曜日

VASILYのiQONというアプリ

セミナー大好きな管理人です。

無料のセミナーがあるとか聞くと、自分にあまり関係なさそうでも、なぜか行きたくなるという。

さて、今日は、仕事の関係で、「LinkShare University」に行ってきましたよっと。

午前中の「管理画面講習会」は以前に一度参加していたので、まあいいとして、本命は午後の部。

午後は、法人媒体や広告主がどのようにアフィリエイトを運営しているか、という実例を聴講できるとのことで、もうすぐ退職するんだけれど、そういう話に触れることが出来るのもこれからはなさそうだと思い、楽しみにしていた。

ところがどっこい、予想外の大穴ががが。

それが、「株式会社VASILY」のCEOによる話だった。

VASILYでは「iQON(アイコン)」というアプリを作り、それが大人気だそうで。内容の詳細は、上記リンクをたどってもらえれば分かると思うので詳述しないけれど、まあ、ファッション誌を生まれてこのかた一度も購入したことのないわたしにはほぼ無縁なアプリ。

いろいろな服や小物を自分なりにコーディネートして、それをSNSに載せて、紹介できるそうな。

でも、実は、それだけではないのだ。

すごいのは、ここから。

そのコーディネートを気に入るなりして、クリックすると、その服の購入サイトに飛べて、実際に購入できるという。

そして、それがアフィリエイトにつながるという。

何それすごい。

ウィンドウショッピングをしていて、目に止まって、欲しくなって買っちゃった、みたいな。

さて、ここまでは、アプリをダウンロードして使ったことのある人であれば分かる話だけれど、今日は「なぜこのような仕組みを思いついたか」という興味深い話を聞けた。

最近、なぜ、多くの人はスマートフォンにシフトしているのだろうか?というところから始まったそうだ。それには、マインドの変化があるのではないかと。

PC-目的があって開く
スマフォ-なんとなく開く

これって、買い物に似ていないか?
「よし、今日はジーンズを買うぞ!7000以内でいいものがないかな?!」と目的を持って出かけて購入するケース。
「暇だから、ぷらぷらしようっと。あ、なんか良さ気な服がある…これいい!買っちゃおう!」となんとなくから購入するケース。

スマートフォンというものは、後者に似ているという。

前者は「顕在顧客」後者は「潜在顧客」。潜在顧客のほうが断然多く、彼らをいかに実際の「顧客」にするかが重要であり、間口の広い彼らにいかにアプローチするか…

それが「なんとなく」開いてみているスマートフォンアプリを作るきっかけになったという。

そして、人はうまいことできると(この場合はコーディネート)自慢したくなる。見せたくなる。そして、「うまいなぁ」と感心すると、シェアしたくなる。

だからこそ、出来上がったものをFacebookやTwitterでシェアできるようにした。そうすることで、さらに多くの人に見てもらうことができるようになる。

うまい、うますぎる。

それで、月間訪問数100万、月間コーデ投稿数240,000件、サイトへの送客が100,000人だという。このアプリにデータを解放したある広告主は、今まで数ヶ月、横ばい状態だった売上が一気に3倍に増えていた。

手元に資料がないからなんとも言えないのだが、アフィリエイトを通しての売上か、もしくはECサイト全体での売上なのか。

どちらにしても、3倍というのは驚異的な数値である。

データ分析も大切だけれど、数字だけではない深く考えて発見をする、そういう人が新しいものを生み出すのだなぁ…と妙に納得した話で、聴講できて本当によかったと思った。

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